水木一郎 生涯現役だゼーット!肺がん闘病中も特注車椅子で熱唱 声帯問題なし

[ 2022年10月6日 05:03 ]

Zポーズで決める水木一郎、森口博子(撮影・佐藤 萌花)
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 肺がんで闘病中の“アニソン界の帝王”水木一郎(74)が5日、BS11の番組「Anison Days」(金曜後10・00)の収録後に会見し「リハビリを続けてここまで歌えるようになった。まだちょっとはがゆいけど」と経過を報告した。今年7月にリンパ節と脳転移を伴う肺がんであることを公表していた。

 水木は黒革ばりでソファ風の特注の車椅子で登場。森口博子(54)と「ルパン三世愛のテーマ」をデュエットし、代表曲「マジンガーZ」を熱唱した。

 所属事務所によると、体調は良好で、病状に応じて定期的に治療を続けていく。8月中旬にスケジュールが空いている期間を利用して治療のため短期入院。ベッドで過ごしていたため筋力が低下しており、現在は車椅子で生活しているが関係者は「今は体力を付けるためリハビリ中。コロナが落ち着く頃には、立ち上がって歌うと宣言している」と明かした。

 昨年4月に声が出なくなる異変に気が付き「声帯不全まひ」と診断されたが、声帯についても問題なく「医者から、動きも正常で形もバッチリだと言われている」という。食欲も旺盛で、この日の収録前には「ほかの人にお弁当のおかずをもらうほどでした」と話した。

 声の状態には波があるようで、水木自身は納得の歌唱とはいかず「毎回できればいいんだけどそうはいかない」と悔しさをにじませた。今後の歌手生活については「歌に頂上はない。あと5年、10年歌ったらもっといい歌が歌えるかもしれない。いい仕事を選んだなと。生涯現役です」と誓っていた。


 ○…アニメソングデビュー50周年を記念したベストアルバムを11月30日に発売することも決定した。1200曲を超える持ち歌の中から厳選し、CD2枚に収録される。水木は「50年の歴史がある。とにかくいい物であることは間違いない」と胸を張っていた。

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2022年10月6日のニュース