古市憲寿氏 岸田首相長男の秘書官起用に「タイミングが悪い。今みんなの関心は物価、社会保障、景気…」

[ 2022年10月6日 10:09 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(37)が6日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。政府が4日、岸田文雄首相の秘書官に、長男の翔太郎氏(31)を起用する人事を発表したことに言及した。

 4日付で、筆頭格の嶋田隆秘書官とともに政務担当になった。山本高義秘書官は辞職し、岸田事務所に政策秘書として復帰する。首相周辺によると「人事の活性化と、官邸と事務所の意思疎通の強化を図るため」としている。松野博一官房長官は記者会見で「本人の人格、識見を踏まえ、適材適所の考え方で判断した」と述べた。翔太郎氏は三井物産を経て、2020年3月から岸田事務所で秘書を務めた。

 古市氏は「本当はもしも1年前、岸田政権発足時にそこに据えていたならば、こんなハレーションは起きなかったと思うんですね。やっぱりだからタイミングがちょっと悪い」と指摘。そして、「今みんなの関心は、物価がどんどん上がっていくのに給料がなかなか上がらないだとか、社会保障は本当に大丈夫か。社会保障費が凄い上がっているのに、社会保障これからも大丈夫なのかとか、コロナは本当に大丈夫なのか、景気どうしたらよくなるのかだとか、本当は関心ごとたくさんあるわけじゃないですか。それにあんまり答えを示さずにそうじゃない議論を延々としていくっていうのは、あんまりちょっと今、空気を、自民党も野党も見えていないのかなって気がしちゃいますねえ」と自身の見解を述べた。

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2022年10月6日のニュース