住田裕子弁護士 国葬での菅前首相弔辞を絶賛「深い思いと悲しみと…。今でも思い出しても涙する」

[ 2022年9月28日 17:50 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 元東京地検検事で弁護士の住田裕子氏が28日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)に生出演し、27日に執り行われた安倍晋三元首相の国葬で菅義偉前首相が読んだ追悼の辞を絶賛した。

 第2次安倍政権で官房長官を務めた菅氏は、友人代表として壇上に立ちスピーチ。自民党総裁選出馬を迷う安倍元首相を銀座の焼鳥店で3時間にわたって説得したり、安倍元首相が生前、読んでいた「山県有朋 明治日本の象徴」で、マーカーで引かれていた句を引用して、自らの思いと重ね合わせた。ありし日の安倍元首相の笑顔を思い浮かべ、声を震わせる場面もあった。

 菅氏のスピーチに、昭恵夫人が時折涙をぬぐうなど、多くの人の心に刺さり、関連ワードがツイッターのトレンド上位にも長時間、上がった。住田氏は「官房長官時代のお役人的な文章を読んでいた印象が強いと思いますけど、あの時は訥々(とつとつ)とした語り口ながら、気持ちがあふれて、深い思いと悲しみと…。私も今でも思い出しても涙するくらい」と、回想しながら感激を口にした。

 菅氏は、自身が消極的だった環太平洋パートナーシップ(TPP)協定の交渉をめぐり、安倍元首相は信念で推し進めたとし、「どちらが正しかったかは、もはや歴史が証明済みです」と手腕を称賛した。住田氏は「TPPに対しては、(菅氏が)反対したけど一途に進んだ。そしてそれが正解だったとまでおっしゃった。最大の賛辞とともに、山県有朋の立場と重ね合わせて、胸を打つ素晴らしい弔辞だったと思います」と賛辞を並べた。

 フリーアナウンサー加藤綾子も「季節が移り変わっても癒えない寂しさというのが、ひしひしと伝わってきましたね。2人の深いところでの絆というか、信頼関係が伝わってきました」と続いていた。

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2022年9月28日のニュース