将棋の有吉道夫九段が死去 87歳 元将棋連盟常務理事 “火の玉流”通算1088勝

[ 2022年9月28日 13:08 ]

有吉道夫氏
Photo By 共同

 元日本将棋連盟常務理事で、引退棋士九段の有吉道夫(ありよし・みちお)氏が27日、誤嚥性肺炎のため死去した。87歳。岡山県出身。葬儀・告別式は30日午後1時から兵庫県西宮市高畑町2の25、エテルノ西宮で。喪主は妻美智子(みちこ)さん。

 故大山康晴15世名人門下。1955年プロ棋士の四段となり、79年に九段昇段。“火の玉流”と呼ばれる激しい攻めでファンを魅了した。

 名人戦挑戦者を決める順位戦は、最上位のA級に通算21期在籍。タイトル戦には9回登場し73年に棋聖を1期獲得した。2010年に現役を引退した。通算成績は1088勝1002敗。

 06年、旭日双光章を受章。1974年から89年まで連盟の常務理事を務め、将棋の普及に貢献した。

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