将棋の小山怜央アマ 棋士編入試験受験資格を獲得「まずはホッとした」 奨励会未経験者は初

[ 2022年9月13日 12:13 ]

プロ編入試験受験資格を獲得した小山怜央アマ(撮影・我満 晴朗)
Photo By スポニチ

 将棋の強豪アマ、小山怜央さん(29)が13日、東京都渋谷区の将棋会館で指された朝日杯1次予選で中川大輔八段(54)に勝ち、棋士編入試験受験資格を獲得した。

 岩手県釜石市出身の小山アマは学生名人戦、アマ名人戦、アマ王将戦、アマ竜王戦などで優勝。棋士(プロ)相手もこの日の勝利で直近成績が10勝5敗となり、編入試験受験資格「直近10勝以上、かつ勝率6割5分以上」の基準を満たした。

 現行制度の編入試験で奨励会経験のないアマが受験資格を得たの初めて。

 対局後、取材に応じた小山アマは「権利を得てまずはホッとした。受験については前向きには考えていますが、家族やお世話になった人と相談したい。私から見た棋士は雲の上の存在。そこに一歩近づけたことはうれしく思います」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月13日のニュース