鶴見辰吾 日本舞踊の名取に きっかけは大物演出家の舞台「バックボーンが何にもないなって」

[ 2022年9月13日 16:00 ]

鶴見辰吾
Photo By スポニチ

 俳優の鶴見辰吾(57)が13日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。日本舞踊を始めたきっかけについて語った。

 鶴見は12歳でデビューし、俳優生活45年となる。司会の黒柳徹子から日本舞踊について振られると、「気づいたら23年ぐらいやってるんですけれども、ついこないだ恥ずかしながらお名前を頂きまして。名取になりまして。長くやって来て良かったなと思ったんですけれども」と笑顔を見せた。

 始めたきっかけは「24、5年前に蜷川幸雄さん(監修・演出)の埼玉(彩の国)シェイクスピア・シリーズっていうの(公演)がありまして、その時に、石井愃一さんっていう俳優さんが出てまして、とにかく道化の役で凄く大変だったんですけれども、(蜷川さんに)凄くやり込められて、“もっと石井、何かないのか”って言われているうちに、石井さんがとっさに日本舞踊の所作を始めたんですよね」と回顧。「僕は石井さんが追いつめられているところを見ながら、自分が追いつめられたら何にも出てこないなと思って、石井さんがあれだけ追いつめられた挙句に出たのが日本舞踊かと思って、よし、日本舞踊始めようと思ったのがきっかけなんですよね」と続けた。

 日本舞踊の所作を見た際の蜷川さんの反応を聞かれると、「シェイクスピアなんだから、日本舞踊なんかやるな!って怒られちゃってたんですけど」と苦笑。「とにかく35、6だったですかね、僕が。なんかこう自分に俳優としてのバックボーンが何にもないなって、ちょっと慌てて遅ればせながら日本舞踊をやってるんです」としみじみと話した。

続きを表示

2022年9月13日のニュース