本田奎五段、広瀬八段下して初の挑決リーグ入り王手 第72期ALSOK杯王将戦2次予選

[ 2022年7月27日 15:39 ]

第72期ALSOK杯王将戦2次予選2組準決勝で広瀬章人八段を下した本田奎五段(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)2次予選は27日、東京都渋谷区の将棋会館で2組準決勝の残り1局を行い、先手の本田奎五段(25)が111手で広瀬章人八段(35)を下した。

 王将戦7番勝負出場歴があり、挑戦者決定リーグの常連でもある実力者の広瀬を相手に角換わり腰掛け銀の戦型を選択。昼食休憩前にわずかなリードを奪って盤上を支配し、午後2時15分の早い終局に結びつけた。

 初の2次予選進出を果たしたばかりか、初の挑決リーグ入りまで1勝と迫った本田は決勝で服部慎一郎四段(22)と対戦する。こちらも2次予選初進出ながら6日の準決勝では2期連続名人戦挑戦者・斎藤慎太郎八段(29)に逆転勝ち。現在13連勝中でもあり「1番勢いのある若手。正直に強いなと思います。棋士になったのは自分が先(18年10月。服部は20年4月)ですが、向かっていく気持ちで対戦しないと」と警戒感をあらわにしていた。

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2022年7月27日のニュース