郷ひろみ 「衝撃的だった」一番最初に影響を受けた大女優の言葉とは…「甘えみたいなものが一蹴されて」

[ 2022年7月23日 15:30 ]

郷ひろみ
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 歌手の郷ひろみ(66)が23日、NHK「土曜スタジオパーク」(土曜後1・50)に出演。女優の樹木希林さん(2018年死去、享年75)との思い出を明かした。

 郷は25日にNHKBSプレミアム、BS4Kで放送されるドラマ「定年オヤジ改造計画」(後9・00)で俳優・高橋克実と共演している。番組では高橋に郷について取材、VTRで登場した高橋は「芝居してる以外の時間も楽しかったです。ずっとニコニコしてるんですよね」と回顧。郷はかつて自身が希林さんと共演したTBS系のドラマ「ムー一族」(1978年)の話や、希林さんの話をしていたとし、「一番最初に希林さんが影響を受けた先輩だって言ってましたね。希林さんのいろんな言葉が今の自分を形成してる、みたいなお話を聞きましたね」と証言した。

 スタジオで今の郷を形成している希林さんの言葉は何だったのかと聞かれると、郷は希林さんと初めて撮影で一緒になった際のエピソードを披露。番組宣伝で郷が大笑いしたところを撮った後、希林さんから「ひろみさん、あなた本気で笑ってない。本気で笑って。笑うのは、とっても難しいのよ。泣くのは簡単よ」と言われたとした。

 郷は「それを開口一番に言われたんですよ。でもなんか僕の中にあった甘えみたいなものが一蹴されてしまいましたよね。それぐらい衝撃的だったんです。僕の中では。そこでやり直しって言うことで、本気で笑えるまで」と何度も撮り直しを行ったとし、「アドリブが全くない人なんですよ。アドリブに見えるまで稽古するっていう。自然になるまで。そういう人なんですよ。この人凄いなあっていうふうに僕の中では受け取ったんですよね。それと芝居に対して真面目でしたよね」と振り返った。

 「苦言を呈してくれる人ってなかなかいないじゃないですか。赤の他人ですから。それぐらい僕の中では衝撃的だったし、出会いとしては大事な一言を本当に頂いたなっていう。それ以来近くなって何でも言い合えることもあるし、僕に足りないところはこういうところだ、ああいうところだって指摘してくれるんです」とも語った郷。「林檎殺人事件」をデュエットした際には最初は必ずコントをしてから歌に入っていたとし、希林さんから「考えて」と頼まれコントを考えたものの、「“これダメ、あたしが考えるから、あなた、演じてくれる?”って。1回も使われたことないんですよ」と苦笑した。

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2022年7月23日のニュース