インパルス板倉 ブレーク当時のネタ作りは自転車操業「常に作っておかないと未来の寝る時間が」

[ 2022年6月23日 20:42 ]

インパルスの板倉俊之
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 お笑いコンビ「インパルス」板倉俊之(44)が、23日放送のNHKラジオ第1「東京03の好きにさせるかッ!」(木曜後8・05)にゲスト出演し、ブレーク当時の思いを振り返った。

 相方の堤下敦と98年にコンビを結成。NHK「爆笑オンエアバトル」、日本テレビ系「エンタの神様」などお笑い番組に引っ張りだこに。05年にはフジテレビ系「はねるのトびら」で人気を確たるものにした。

 パーソナリティーの「東京03」飯塚悟志から「エリートっちゃエリートのイメージよ」と振られると、板倉は「早かったは早かったですね。その代わり、周りにうらやましがられることは多いけど、本人は追い込まれているみたいな。ネタの締め切りが常にあって」と明かした。

 毎週のように出演していた「エンタの神様」は、そのたびに新ネタを出していたという。「単独ライブをやろうとしても、ネタがたまらないんですよ。週1で出さないといけないから」。ライブのスタイルにも影響したといい、「あのころの単独ライブのスタイルは、ガンガン作って出していって、良かったやつをベストライブみたいなのでやるしかないので」と振り返った。

 日常生活でも、ネタ作りから頭が離れない時期だったという。「いつがスイッチをオフっていいのか分からなくなってきちゃって。常に作っておかないと、未来の寝る時間がなくなるって思うんですよ」。さらに「先輩と飯食ってても、ネタのことを考えたりとか、“作らなきゃいけないのにな”とか。店内を見渡して、ネタないかなとかってという状況になって」とも明かした。

 自転車操業ぶりに苦しんだ末、ある日スタッフに相談することに。「マネジャーに“このままだとまずいから、ネタ作る時間をスケジュール取ってくれ”って言って、“その範囲で作った生産量しかもう無理だと思ってくれ”と言って。そうしてから、ちょっと楽しくなってきましたけど」。スケジュール調整で、ようやくお笑いの楽しさを取り戻したことを打ち明けた。

 マネジャーからは皮肉な言葉が返ってきたという。「愚痴ってましたけどね。“稼ぎ時なのに、ネタ作りのスケジュールでそのところに仕事を入れられないっつーのはなあ…”って。じゃあ作ってみろよ!って」。語気を強める板倉に、飯塚は「ケンカしてるじゃん!」とツッコミを入れていた。

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