阿部寛 配信ドラマ初主演「ディズニープラス」初の日本発オリジナル作品、ミステリー作家役

[ 2022年6月23日 04:00 ]

ディズニープラスで初の日本発オリジナル作品「すべて忘れてしまうから」で主演を務める阿部寛(C)2022Disney
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 俳優の阿部寛(58)が、動画配信サービス「ディズニープラス」の連続ドラマ「すべて忘れてしまうから」で主演を務める。同サービスが初めて手がける日本発のオリジナル作品で、阿部が配信ドラマで主演を務めるのは今回が初。9月に日本、その後は順次世界に配信される。

 ベストセラーとなった燃え殻氏の同名エッセーが原作。阿部が演じるミステリー作家が、突然目の前からいなくなった恋人を捜すうちに徐々にその秘密を知っていく物語。TBS「ドラゴン桜」などでアクの強い役を演じ、今年1月期の同局「DCU」では男気あふれる主人公を演じた阿部だが今作は気難しく繊細な一面を持つ役柄。「自分の内面に新たに挑戦する作品」と位置づけている。

 ディズニープラスは19年にスタートした動画配信サービスで、ディズニー映画をはじめ、マーベル作品やスター・ウォーズシリーズなど豊富なコンテンツで市場を席巻中。業界トップのネットフリックスに肉薄する勢いで、近年はオリジナル作品にも力を入れている。そんな中、日本が初めて制作するドラマの主演に抜てきされたのが阿部。ドラマ関係者は「世界に通用する演技力や存在感はもちろん、大人の恋愛にも説得力がある」と起用の狙いを明かしている。

 撮影は5月に都内でスタート。「自分の心に刺さっているとげのようなものをいつの間にか取り除いてくれるような、そんな心の優しい物語になっていく」と期待感。「今の年だからこそ、日常の何げなさからくる新たな発見みたいなものを出せたら」と意気込んでいる。

 恋愛ものは2019年のフジテレビ系「まだ結婚できない男」以来の出演。22日に58歳の誕生日を迎え“アラ還”となって円熟味を増す阿部のハートウオーミングな恋愛模様にも注目が集まる。

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2022年6月23日のニュース