「鎌倉殿の13人」“権三”カミナリまなぶ「妻があんなことされたら…自然と台詞が」リベンジ再登場志願

「鎌倉殿の13人」第7話。亀（江口のりこ）の夫・権三役を演じ、大河ドラマ初出演を果たしたカミナリ・竹内まなぶ（C）NHK
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　俳優の小栗旬（39）が主演を務めるNHK「鎌倉殿の13人」（日曜後8・00）は20日、第7話が放送され、お笑いコンビ「カミナリ」の竹内まなぶ（33）が大河ドラマ初出演を果たした。源頼朝（大泉洋）への怒りに燃える安房の漁師役を演じたが、“計画”は失敗に終わったため「（もう一度）出してください」と“リベンジ”再登場を志願した。

　＜※以下、ネタバレ有＞

　ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組！」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

　第7話は「敵か、あるいは」。平家に幽閉された我が身を嘆く後白河法皇（西田敏行）。救出に名乗りを上げない源氏に対する不満を丹後局（鈴木京香）に漏らす中、挙兵した源頼朝（大泉洋）が石橋山で大敗したと平清盛（松平健）から知らされ、悔しさで顔がゆがむ。その頃、房総半島で再起を図る頼朝は有力豪族を味方に付けようと、千葉常胤（岡本信人）の元へ安達盛長（野添義弘）を、“坂東の巨頭”上総広常（佐藤浩市）の元へ和田義盛（横田栄司）と北条義時（小栗）を送り込む…という展開。

　まなぶが演じたのは、思わぬトラブルに怒りを燃やす安房の漁師・権三（ごんぞう）役。のちに頼朝の愛妾（あいしょう）となる亀（江口のりこ）の夫。頼朝が亀を見初めてしまったため「亀はどこだ～！」と頼朝の宿に乗り込んだ。

　「人妻だったのか」と驚く頼朝に、亀は「言ってなかった？」。そこへ、頼朝を討ちに平家方の安房の豪族・長狭常伴（ながさ・つねとも＝黒澤光司）も現れ、権三たちとの争いに。梶原景時（中村獅童）の見逃しに続き、頼朝はまたも運良く難を逃れた。「敵の大将を討ち取って参ります」という見張りの三浦義村（山本耕史）に、亀は「だったら、ついでにうちの人も討ち取って」と頼んだ。

　番組公式ツイッターに公開されたまなぶの「かまコメ（撮影直前・直後の音声コメント）」（1分7秒）は以下の通り。

　▼初大河ドラマの収録現場「シリアスなシーンと僕は思っていたんですけども、台本の読み合わせを大泉洋さんとかと一緒にやったんですけど、僕が台詞を言うと、大泉さんが凄く笑うんですよね。『あれ、これ、お笑いのシーンだっけ』みたいな。『お笑いのシーンなんて大河にあるっけ』と思っていたんですけど、きょうやってみたんですけど、特に笑いも起きなかったので。やっぱりシリアスなシーンだなって思いました。凄く大泉さんが笑っていたので、それだけちょっと気になりますね」

　▼亀の元へ向かうシーン「僕、（2020年末に）結婚したばかりなので、僕の妻を想像して、妻だと思ってやりました。妻があんなことされたらと思ったら、自然と台詞が出てきましたね。自然と出てきた台詞が台本とたまたま一緒でした」

　▼乗り込み失敗「失敗してしまいましたね（笑）。どうなるんでしょうね、これから。一応、事務所からは第7回しか出ないと聞いているんですけれども、出してください。失敗に終わってるんで。お願いします」