「鎌倉殿の13人」佳久創 弁慶役で25キロ増「威厳保ちつつ、コミカルさも」初大河に父・郭源治氏も喜び

[ 2022年2月20日 20:45 ]

「鎌倉殿の13人」で武蔵坊弁慶役に起用され、大河ドラマ初出演を果たした佳久創(C)NHK
Photo By 提供写真

 NHK「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)で武蔵坊弁慶役を演じる元ラガーマンの俳優・佳久創(かく・そう、31)が20日に放送された第7回で初登場。大河ドラマデビューを果たした。俳優転身から約4年の大抜擢に「最初は信じられず、興奮しました」と驚き。1メートル85の体躯を誇るが、役作りのため体重を約25キロ増やし“屈強な弁慶像”を作り上げた。中日などで活躍した元プロ野球投手の郭源治氏(65)の次男。現在は台湾にいる父も「絶対見るから」と喜んでいる。

 <※以下、ネタバレ有>

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛け、俳優の小栗旬が主演を務める大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第7回は「敵か、あるいは」。平家に幽閉された我が身を嘆く後白河法皇(西田敏行)。救出に名乗りを上げない源氏に対する不満を丹後局(鈴木京香)に漏らす中、挙兵した源頼朝(大泉洋)が石橋山で大敗したと平清盛(松平健)から知らされ、悔しさで顔がゆがむ。その頃、房総半島で再起を図る頼朝は有力豪族を味方に付けようと、千葉常胤(岡本信人)の元へ安達盛長(野添義弘)を、“坂東の巨頭”上総広常(佐藤浩市)の元へ和田義盛(横田栄司)と北条義時(小栗)を送り込む…という展開。

 そして、天才武将・源義経(菅田将暉)は生き別れた兄・頼朝の挙兵に加わろうと、従者・弁慶(佳久)とともに奥州平泉を旅立つ。

 義経「参るぞ、武蔵坊!者共!」

 弁慶「おおおー!」

 佳久は中学3年からラグビーを始め、明大に進学。卓越したスピードを武器に7人制ラグビー日本選抜メンバーに選出されたが、3年時の11年8月、アジアラグビーセブンズシリーズの一つ「上海セブンズ」で左膝前十字じん帯を断裂。社会人のトヨタ自動車でも同じ箇所を負傷したことが致命傷となり、W杯の舞台に立つ夢は叶わなかった。

 引退後、燃え尽き切れない思いを抱え、興味のあった俳優業に挑戦。18年にデビュー。ラグビーを題材にした19年7月期のTBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」で連続ドラマ初レギュラー。トキワ自動車のアストロズから日本モータースのサイクロンズに移籍するスクラムハーフ・里村亮太役を好演した。

 昨年夏、自宅にいる際にマネジャーから着信。「普段と変わらず『何かな?』と思って電話に出たら、大河ドラマ出演が決まった、と。しかも弁慶役だと聞いて、本当にビックリしました。『あの大河ドラマですか?』『あの弁慶ですか?』というやり取りを、しばらくマネジャーさんとしていたぐらい(笑)信じられませんでした。ウソじゃないと分かった時は、さすがに興奮しましたね」と振り返った。

 現在は台湾にいる父・郭源治氏にも、すぐ電話報告。大河ドラマは日本で放送された後、台湾でもオンエアされるといい「それ待ちになるけど『絶対見るから』と喜んでくれました」と明かした。

 弁慶は義経に仕えた元比叡山の僧。五条大橋で運命的な出会いをして以来、義経の器量に心酔し、献身的に支える。「衣川の戦い」で仁王立ちのまま息絶えたと伝えられ「立ち往生」という言葉の由来となるなど、怪力の代名詞。歌舞伎の人気演目「勧進帳」の主人公になるなど、豪傑として語り継がれる。大河ドラマにおいては1966年「源義経」で緒形拳(義経は七代目尾上菊五郎)、05年「義経」で松平健(義経は滝沢秀明)、12年「平清盛」で青木崇高(義経は神木隆之介)らが演じた。

 大河初出演を喜ぶ一方、弁慶役には「有名な人物なので、威厳があって屈強という皆さんのイメージを壊さないように演じられるか、心配な部分もありました」。ちょうど別作品の役作りのため、体重を増やしており「普段より体は大きくなっていましたが、弁慶役ということで、さらに増やしました。自分のベストは88キロなんですが、最終的には25キロぐらい増やして115キロに。本当はもっと増やしたかったんですが、体の限界もきちゃいました。筋力も落としたらいけないので、筋トレもするんですが、カロリーを消費した分も食べないと体重が増えない。固形物だと、おなかがいっぱいになってしまうので、スムージーも取り入れました。それも1食に換算するなら、1日5食とか。僕の場合は減量よりも大変でした」と“肉体改造”した。

 台詞こそ多くはないものの「義経のキャラクターがとても面白く描かれているので、義経と弁慶のやり取りが作品のワンポイントとして大事になる。そこを心掛けて撮影に臨みました。台本を読んで、弁慶の威厳を保ちつつ、義経との関係性がちょっとコミカルに映ったらいいなと思っていたんですが、演出の方も同じイメージで。それを共有できたのがよかったと思います」と役作り。菅田との共演には緊張していたが「菅田さんの方から『体、大きいですね』と話し掛けてくださって、コミュニケーションも取れるようになって。本当に優しい方です」と気配りに感謝した。自分より手数の多い殺陣のシーンも「3~4回(稽古を)通しただけで覚えてしまって。自分も体を使うことには自信があったつもりなんですが、菅田さんは凄くて、これがプロなんだなと実感しました」。義経・菅田と弁慶・佳久の本格登場が待ち遠しい。

 頼朝役の大泉は「ノーサイド・ゲーム」の主演を務め、アストロズGM君嶋隼人役。今回、大河ドラマに舞台を移して佳久との再共演があるのかも注目される。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

芸能の2022年2月20日のニュース