泉谷しげる　ワリエワ問題での対応に怒り「素晴らしい彼女を世界のさらし者にしている。ひどい」

泉谷しげる
Photo By スポニチ

　シンガーソングライターで俳優の泉谷しげる（73）が20日、フジテレビ「ワイドナショー」（日曜前10・00）に出演。北京五輪フィギュアで、昨年12月のドーピング違反が判明しながら個人種目出場を認められた女子SP1位のカミラ・ワリエワ（15、ロシア・オリンピック委員会＝ROC）がフリーでミスを連発し、合計224・09点の4位でメダルを逃したことについて言及した。

　ワリエワは、フリー最終25番滑走で、冒頭の4回転サルコーは着氷したが、次のトリプルアクセル（3回転半）はステップアウトで手をついた。4回転トーループはステップアウトで、続く3回転トーループは転倒。2本目の4回転トーループも転倒した。演技終了直後、コーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏はリンクサイドで「何で気を緩めちゃったの？何で戦うのをやめたの？説明して。アクセルの後くらいから全然集中できてなかった」とワリエワを叱責（しっせき）したことも話題となった。

　泉谷は「ちっとも変わってないよね。ロシアは前のことで執行猶予中でしょうが…」と、ロシアの選手たちが組織的なドーピング問題でロシア・オリンピック委員会（ROC）として出場していることに言及。さらに「完全にIOCが大国に気を遣ってるオリンピックになっちゃってるわけよ。ドーピングのことだって、コロナのせいで検査が遅れたってわけのわからないことを言ってるわけじゃない」とまくし立てた。

　「素晴らしい彼女を世界のさらし者にしているわけだよね。ひどいよね、やってることが。IOCもダメだよ。もう本当に」と怒り心頭。「だいたい、暫定だけど出してあげるってモチベーション出るか？」と首をひねった。