茂木健一郎氏 総裁選不出馬の菅首相は「折に触れ適切な判断」「がんばられました」

[ 2021年9月3日 15:30 ]

茂木健一郎氏
Photo By スポニチ

 脳科学者の茂木健一郎氏(58)が3日、自身のSNSを更新。自民党次期総裁選に不出馬の意向を表明した菅義偉首相(72)について、「誰が首相をやっても大変な状況の中でがんばられました」などと私見をつづった。

 茂木氏はツイッターに「菅義偉総理は、言葉の雄弁さには欠け、広報戦略は弱かったかもしれませんが、東京オリンピック、パラリンピックの開催、ワクチン接種の拡充、広島黒い雨訴訟の上告断念など、折に触れ適切な判断をされてきたと思います」と投稿。「誰が首相をやっても大変な状況の中でがんばられました。おつかれさまでした」と続けた。

 ブログには「民主主義のふつうの感覚」と題した記事をアップした。「菅義偉総理、おつかれさまでした」と書き出し、「このようなときに、対立する野党の党首などでも、これまでの労をねぎらい、その功績をたたえるのが憲政の常道だとぼくは理解している」とコメント。「選挙のときにも、論戦をたたかわせても、そのあと国民の審判が下ったら、勝った方に祝福のことばをかけるのが民主主義のふつうの感覚だと思う」と持論を展開した。

 「そう考えるぼくは、この国では少数派なのだろうか」と、こぼした茂木氏は、「ツイッターのTLを見ているとだいぶひどいことを言っている方々が多い」と指摘。その上で「なんだかなあ、と思う」とつづり、記事を締めくくった。

続きを表示

2021年9月3日のニュース