田崎史郎氏 菅首相の総裁選不出馬のワケを推測「菅さんを支持する派閥が総崩れしている状況」

[ 2021年9月3日 13:03 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が3日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。菅義偉首相が同日の自民党臨時役員会で、総裁選に出馬しない意向も表明したことに言及した。

 田崎氏は、菅首相の総裁選不出馬の理由を聞かれ「まずね、総理は1日朝の毎日新聞の報道に対してものすごく怒っていたんですよ。解散のあれを伝達して、そして総裁選先送りっていう見出しだったんですね。その時点であれに怒るっていうのはまだやる気があったってことだと思います」と指摘。

 その上で「しかしながら僕が見ていると、気持ちは揺れていましたね、続けるか、それとも引くか」と言い「その大きな要因は議員の支持をどれくらい固められるかということを見ていたんだと思います。党員党友選挙では多少不利だろうなっていう予測はつくんですが、議員票を固められるかどうかってことです。前回支持した細田派、麻生派、竹下派、二階派。支持するって声が二階さん以外から上がってこないんですよね。主要な派閥が様子見状態に陥っていた。そうすると、どうも固まらなんじゃないかと。いわば菅さんを支持する派閥が総崩れしている状況。そこでこれは出ても勝てないという判断を下されたのでは」と自身の見解を述べた。

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2021年9月3日のニュース