TBS「ぴったんこカン・カン」9・24最終回　安住アナ＆米倉涼子ラストツアーへ　18年半の歴史に幕

[ 2021年9月3日 14:40 ]

　TBSの安住紳一郎アナウンサー（48）が司会を務める同局のバラエティー番組「ぴったんこカン・カン」（金曜後8・00）が今月24日に3時間スペシャルで最終回を迎えることが3日、発表された。2003年4月のスタート以来、18年半の歴史に幕。「ぴったんこ大感謝祭」と題し、今月17日に第一夜、24日に第二夜を放送する。最終回には、ゲスト常連の女優・米倉涼子（46）が出演することも決まった。

　米倉は2005年の初登場後、今回が15回目のゲスト出演。「米倉涼子・安住紳一郎　爆買い＆極上グルメ！！豪華ラストツアー」と題し、2人が最後の“ツアー”へ出掛ける。

　途中、思い出が詰まったアルバムを見ながら番組を振り返る一幕も。今だから語れる秘話が安住アナウンサーから飛び出す。米倉のほかにも、大物ゲストが登場予定。18年半の集大成となる。

　最終回を迎えるにあたり、レギュラー・スペシャル計約1000回にも及ぶ放送の中から「もう一度見たい名場面」を視聴者から募集。18年半の歴史を振り返る。

　久米宏（77）が司会を務めた「ぴったしカン・カン」（1975～86年）をリメークする形でスタート。安住アナが豪華ゲストとロケに繰り出し、ざっくばらんなトークをしながら素顔を引き出してきた。ロケ先のハプニングをクイズ問題にし“金曜夜の顔”として不動の人気を誇った。

　終了の大きな理由は、9月末終了の「あさチャン！」（月～金曜前6・00）に代わる平日早朝の帯番組「THE　TIME，」（月～金曜前5・20）の司会を、安住アナが務めることが決まったため。番組関係者は「毎日早朝から仕事をするため、ロケに出る時間がなくなる。出演を続けることは不可能になった」と明かした。

　別の司会者による番組継続も検討されたが、最終的には終了と判断。「大物ゲストの相手をできるのも安住さんだからこそ。他に司会の適任者はいない」とした。

　7月に行われた10月改編説明会においては、瀬戸口克陽編成局長が「この番組はこれまでTBSのバラエティーの顔として長きにわたり、皆さんに愛された番組でありますが、昨年からのコロナ禍で飲食店へのロケが難しくなり、番組本来のパフォーマンスを十分に発揮できなくなったことを踏まえて終了となった」と説明。

　後番組として、タレントの今田耕司（55）と落語家の笑福亭鶴瓶（69）が司会を務める新バラエティー「ザ・ベストワン」（金曜後8・00）が10月から放送される。