井本彩花 「仮面ライダーリバイス」ヒロイン 学業との両立で「濃厚な1年に」

[ 2021年9月3日 08:45 ]

女優業と学業の両立の意欲をインタビューで語った井本彩花                              
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 【牧 元一の孤人焦点】女優の井本彩花(17)が5日にスタートするテレビ朝日系の特撮ドラマ「仮面ライダーリバイス」(日曜前9・00)にヒロインとして出演する。

 仮面ライダーリバイスに変身する主人公・五十嵐一輝(前田拳太郎)の妹・さくら役。五十嵐家の末っ子だが、心技体全て優れていて、実は兄2人より大きな可能性を秘めているという設定だ。

 井本は「さくらは空手をやっていて、きょうだい3人の中でいちばん身体能力が優れていることが今後のポイントになります。さくらもアクションシーンがあるので、ぜひ見ていただきたいです」と話す。

 特撮に出演するも本格的なアクションに挑むのも初めて。7月のクランクインを前に、主演の前田らとともにアクション監督の指導を受けた。

 「私は小1から中3までクラシックバレエをやっていたので、足は高く上げられます。見た目はきれいだと思うんですが、アクションとなると、動きの中でキレがないといけないので、練習していて、難しいなと思いました。空手の形や声の出し方は、先日の東京五輪の競技を見て参考にさせていただきました。それから、前田さんが実際に空手をやっていたので、少し教えてもらって、身に染み込ませました」

 昨年はNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に出演。初めての大河で、織田信長の妹・お市を演じて鮮烈な印象を残した。

 「大河に出演する情報が解禁された時にインスタグラムを開設したのですが、放送後にフォロワーが一気に増えました。出演したシーンは多くなかったけれど、そのシーンで私を知っていただき、印象を残すことができて、本当に良かったと思います」

 7月に「仮面ライダーリバイス」への出演が発表されると、インスタグラムにさらに変化が起きた。

 「以前は日本人が80%くらいだったのですが、出演が発表されてから、香港、台湾、マレーシア、インドネシアなど、海外のフォローが増えました。それだけ世界に仮面ライダーのファンがいるということで、そのような作品に出演できて本当にうれしいです」

 約1年にわたって続く撮影。現在は高校3年生で、学業との両立が続く。

 「歴代の先輩方から『1年は長いようで、あっという間』と聞いているので、一つ一つの撮影を大切にしていきたいです。大学に進学したいと思っていて、この撮影が始まってから、学業との両立は本当に大変だと実感していますが、撮影には待ち時間もあるので、そこで勉強します。濃厚な1年になると思います」

 その先に未来がある。かねて目標として「世界に通用する女優」と語っているが、海外でも知られる仮面ライダーシリーズへの出演で、一歩前進することは間違いない。

 「今後、活躍するために、英語や中国語も学んでいきたいと思っています。アクション女優も視野に入れて頑張ります」

 ◇井本 彩花(いもと・あやか)2003年(平15)10月23日生まれ、京都府出身の17歳。17年 第15回全日本国民的美少女コンテストでグランプリ。同年、テレビ朝日系のドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」で女優デビュー。昨年はフジテレビ系のドラマ「さくらの親子丼3」などに出演。オスカープロモーション所属。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴30年以上。現在は主にテレビやラジオを担当。

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