藤井2冠 斎藤四段下し16強「少しでも上に」、棋王戦挑戦者決定T2回戦

[ 2021年9月3日 05:30 ]

将棋の棋王戦本戦トーナメントの2回戦で斎藤四段を破った藤井2冠
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 将棋の藤井聡太2冠(19)=王位、棋聖=は2日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた棋王戦挑戦者決定トーナメント2回戦で斎藤明日斗四段(23)を105手で下し、16強に進出した。

 今年度の勝利数1位(24)の藤井と2位タイ(17)の斎藤。好調同士の対戦は中盤まで互角の好勝負だったが、藤井はタイトルホルダーの貫禄を見せつけて隙のない快勝だ。これで同トーナメントは自身初勝利。「棋王戦はこれまであまり上まで行けてない。まだまだ厳しい戦いは続く。少しでも上に行けるよう頑張りたい」と神妙な口調で話した。

 13日の叡王戦5番勝負最終局で史上初の10代3冠を狙う藤井は今棋王戦を含め年度内6冠の可能性を秘めている。空前の快進撃は継続中だ。

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2021年9月3日のニュース