田崎史郎氏 二階幹事長の東京五輪「とても無理ならやめないと」発言に「本心としてはそんなことない」

[ 2021年4月15日 14:16 ]

TBS社屋
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が15日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。自民党の二階俊博幹事長が同日のTBSのCS番組収録で、新型コロナウイルス感染がさらに拡大した場合の東京五輪・パラリンピック開催について「とても無理と言うならやめないといけない」と述べ、開催中止も選択肢との考えを示したことに言及した。

 二階氏は「五輪で感染をまん延させたとなれば、何のための五輪か分からない。その時の判断だ」とすると同時に、東京五輪開催の意義について「日本にとって大きなチャンスだからぜひ成功させたい。国民の同意を得て、盛り上げていくのは大事だ」とも語った。安全、安心な形での五輪開催を最優先すべきだとの認識を強調した発言とみられるが、政権幹部が中止の可能性に言及するのは異例。二階氏は発言後「東京オリンピック・パラリンピックに関する一部報道を受けて」と題したコメントを出し、自民党として「安全・安心な大会の開催に向け、しっかり支えていくことに変わりはありません」とした。

 田崎氏は「きょう自民党の二階幹事長がCSのTBSの番組で(五輪)中止もあり得るって発言をされて今、大きな問題になっているんですよね」と言い、「ただ二階さんの本心としてはそんなことないよっていうことみたいですけど」と話した。

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2021年4月15日のニュース