「鎌倉殿の13人」新垣結衣 来年ついに大河初出演「真摯に」“北条義時”小栗旬の初恋の相手・八重役

[ 2021年4月15日 10:01 ]

来年のNHK「鎌倉殿の13人」で大河ドラマ初出演を果たす新垣結衣
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 女優の新垣結衣(32)が来年2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にレギュラー出演し、大河ドラマ初出演を果たすことが15日、番組公式ツイッターで発表された。主人公の鎌倉幕府2代執権・北条義時(小栗旬)の初恋の相手・八重役を演じる。2005年1月の女優デビューから17年。ついに大河ドラマに進出する。三谷幸喜氏(59)脚本の作品へも初参加となり「三谷さんが『新しい大河を作りたい』と会見でおっしゃっていて、どんなことになるのかますます予想もできません。それもすべて楽しみながら真摯に向き合っていけたらと思います」と意気込んでいる。

 ヒットメーカーの三谷氏が脚本を手掛け、俳優の小栗旬(38)が主演を務める大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗は大河初主演に挑む。

 新垣が演じる八重役は主人公・北条義時(小栗)の初恋の人にして、源頼朝(大泉洋)の最初の妻。「つらい宿命を抱えながらも心に宿した愛を生涯失うことがなかった、ある意味では秘めた強さを持った女性なのではないかと想像します。諸説ある中、断片的ではありますが、八重の人生を知った時、かすかに胸が震えるような気がしました。今作での八重がどのように色付けされるのか楽しみにしています」と役柄への印象を明かした。

 「大河ドラマ、そして三谷幸喜さん脚本の作品への出演は初めてになります。三谷さんが『新しい大河を作りたい』と会見でおっしゃっていて、どんなことになるのかますます予想もできません。それもすべて楽しみながら真摯に向き合っていけたらと思います」

 初挑戦となる大河ドラマについては「時代背景から、登場人物たちの人生は常に悲哀と隣り合わせだけれど、その分、皆、濃く、必死に生きていて、その姿が力強く美しい。そして、その役に時間をかけて向き合う演者の方も、役と共に心身を削り、きっと大変なんだろうなぁと。より一層体調に気をつけていきたいです。そして大河ドラマの現場ならではの新たな経験や発見に出会えることに感謝していきたいです」とクランクインを心待ち。

 三谷作品についても「エンターテインメントそのものという印象があります。シリアスな中にも笑いが、笑いの中に哀愁や鼓舞激励が織り込まれ、さまざまな顔を見せてくれる登場人物たちがとてもチャーミングだと思いながら拝見しています。今作も出演者として、いち視聴者として毎話、楽しみにしたいと思います」。初参加を喜んだ。

 今月9日に第2次出演者を似顔絵付きで予告した三谷氏は「八重は非常にドラマチックな人物ですね。(脚本を)書いていても、この先どうなっちゃうのかなというぐらい、すごくスリリングなキャラクターになっております。(主人公の)北条義時(小栗)に愛され、そして源頼朝(大泉)にも愛される。クレオパトラ、いましたね。クレオパトラみたいな感じです。ジュリアス・シーザーに愛されて、そしてアントニーにも愛される。(八重は)実際にいた人ですね」と説明していた。

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