結成26年で幕…V6 過去にも解散危機あった 6年前にはジャニーさん説得で回避

[ 2021年3月12日 19:40 ]

V6
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 ジャニーズ事務所は12日、6人組グループ「V6」がデビュー記念日の今年11月1日をもって解散すると電撃発表した。1995年11月1日のCDデビュー以来、26年の活動に幕を閉じる。森田剛(42)の「ジャニーズを離れた環境で役者としてチャレンジしたい」との希望を他の5人が尊重、森田は解散と同日付で事務所を退所する。

 V6はデビュー時、バレーボールW杯のイメージキャラクターを担当。ジャニーズ勢ではバレーボール界とコラボした先駆けだった。音楽業界ではまだ新興勢力だったエイベックスと初めてタッグを組み、ユーロビートを取り入れた。メンバー6人全員がバック転ができるのも特色の一つで、高速のリズムに乗った複雑なアクロバットが売りだった。

 当初は「剛健(ごうけん)」と呼ばれる三宅と森田のコンビが絶大な人気を博した。坂本が最年長で、最年少の岡田と9歳差。年長組の「トニセン」と年下組の「カミセン」に分かれての活動もあった。年齢差と人気差が大きく、メンバー間の関係性がギクシャクしたことも。俳優としてブレークした岡田の脱退が危惧されるなど、過去に「解散危機は何度かあった」(芸能関係者)という。

 最大の危機は15年。関係者によると、この時は解散する方向で一度決まったが、最終的にジャニー喜多川社長(当時)が思いとどまるようメンバーを説得したという。関係者は「ジャニーさんが亡くなり、グループのことを見つめ直した結果、出した結論が解散だったのだろう。四半世紀もの間、よく頑張った」と話した。

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2021年3月12日のニュース