生島ヒロシ 11日ラジオ番組で涙声に、応援ソング聴き「今も込み上げてくるんです」

[ 2021年3月12日 05:00 ]

11日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」収録に臨んだ生島ヒロシ(中央)
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 東日本大震災の発生から10年を迎えた11日、宮城県気仙沼市出身のフリーアナウンサー生島ヒロシ(70)が、レギュラーをつとめるTBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜前5・00)の収録にのぞんだ。

 生島は妹の亀井喜代美さん(当時57)夫妻を津波で亡くした。開口一番、「いやぁ、3月11日が来ました!」。現在の復興状況やスポーツ新聞に記事が出ていた羽生結弦(26)、田中将大(32)、佐々木朗希(19)などの話題を紹介していった。

 気丈に番組を進めていた生島が声を詰まらせ、せき込んだのが、堤幸彦監督(65)との対談が終わった直後だった。

 気仙沼在住のシンガー・ソングライター熊谷育美(35)が歌い、被災地を勇気づける応援ソングと言われている「雲の遥か」が流れ、「今も込み上げてくるんです」と涙声になった。

 10年前の3月11日午後2時46分、その時、生島は仙台のホテルで講演会の真っ最中だった。

 いきなり、ドーンと衝撃を受けたた生島は「皆さん、隠れてください。私はアナウンサーですので、死んでもマイクは離しません」としゃべり続けたが、停電のためにマイクがダウンし講演会は中止となってしまった。

 あれから10年。

 「東日本大震災の教訓を忘れずに、一人一人が防災・減災意識を持って一日一日、のぞんでいかないといけないかなと思います」と語っていた。

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