寺島実郎氏 緊急事態宣言再延長に「国民は我慢してるんだけれど、この1年2カ月で政策は進化しているか」

[ 2021年3月7日 09:58 ]

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 評論家の寺島実郎氏が7日、コメンテーターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。首都圏1都3県への緊急事態宣言が再延長されたことに言及した。

 寺島氏は「感染抑制のために我々が自粛するっていうのは大人の常識と言うか責任」としつつ、「ただ(新型コロナウイルスの国内確認から)1年2カ月経っている。その間対策は本当に進化しているんだろうかっていう素朴な疑問を我々はぶつけざるを得ない」と指摘。そして「例えば、なぜコロナ病床が増えないのか。病床がひっ迫してるって盛んに言うんだけれども、世界的に見て日本は病床はたくさんあるんだけども、コロナ病床は病床の1%以下だってわけですね。なぜ増えないのか。それは民間病院と公的病院との連携ができない医療行政の問題」とし、さらに「それからここでも何回も触れている、いわゆるなぜ国産のワクチンはつくれないのかって問題」と2つの問題点を指摘。その上で「国民の安心のためにこの1年間2カ月の間にこれだけ進化させたよってことを必死に説明するのが政治の役割。緊急事態宣言の繰り返し。再延長を国民は我慢してるんだけれど、この1年2カ月で政策は進化しているかってことをしっかり見つめるべきだと思う」と自身の考えを述べた。

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2021年3月7日のニュース