青木理氏 山田真貴子氏めぐる政府対応を批判「やめた方なので調査の権限がないって言ったら」

[ 2021年3月7日 09:16 ]

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 ジャーナリストの青木理氏が7日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。総務省幹部らがNTTから高額の接待を受けていた問題について言及した。

 文春オンラインが報じたところでは、内閣広報官を辞職した山田真貴子氏や、懲戒処分を受けた谷脇康彦総務審議官を含む数人が昨年6月、NTTの澤田純社長らから高額な接待を受けていた。山田氏への事実確認について、加藤勝信官房長官は4日、「もう既に退任されておりますので、当方から事実確認する立場にない」とし、行わない考えを示した。

 青木氏は、「もうやめてるから調査しないって、在任中の問題なわけですよ。在任中に起こした問題でNTTからも接待を受けたかも知れないとということが出て来たわけですから、これ当然調べなくちゃだめじゃないですか」と指摘。そして「だってやめた方なので調査の権限がないって言ったら、やめた人はみんな罪をすべて免れてしまうってことになる。こんな詭弁にもならないような詭弁っていうことが果たして許されるのか」とし、「こういう答えをすること自体がちょっと唖(あ)然とするというか神経を疑うところがある。ほかにもツッコミどころたくさんあるんですけど、この1点をとっても今の政権のこの問題に対する向き合い方ってものを根本的に疑問を感じてしまう」と強い口調で話した。

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2021年3月7日のニュース