中居正広「また改めてしっかりと意識を」 東日本大震災から10年…今の胸中語る

[ 2021年3月7日 16:52 ]

中居正広
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 タレントの中居正広(48)が6日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「中居正広 ON&ON AIR」(土曜後11・00)に出演。東日本大震災発生から10年となる今月11日を前に改めて自身の気持ちを明かした。

 番組途中で「さて、3月の11日。東日本大震災から10年」と切り出した中居。11日にTBSで放送される中居と安住紳一郎アナウンサー(47)が総合司会を務める4時間の音楽生特番「音楽の日」(後7・00)の放送を予告すると、この10年間と現在の思いを語った。

 「その当時、10年前だったりとか、その1年後とか。何となくのつもりではなく『風化させてはいけません』『忘れてはいけない出来事でした』『皆さん、決して忘れてはいけないのではないでしょうか』みたいなことを話して呼びかけてる割に、やっぱり日常に戻ると、なんかやっぱこう…月日が経つと忘れてしまう自分がいて」と心苦しそうに話し出した中居。「その当時は嘘を話してたわけじゃないんですけど、やっぱり月日とか。でもその10年の中で僕以外、皆さんそういうふうな思いをするというか、いろんなことがあるわけじゃないですか。お仕事のこと、家族のこと、恋愛のこと、何々のことって。で、色々と心境っていうのはいつも一定の感情ではなくやっぱり起伏はあるわけじゃないですか。それでまた今年コロナがあったりだとか」と一言ひとことを噛み締めるように、いつもの楽しいトークとは打って変わって終始真面目なトーンで話し続けた。

 そして「どっかでその当時言っていた自分に責任というのかな。10年経って『改めて見直してみましょう』とか『考えてみましょう』だとか。その当時は『忘れないから』なんて、そんなこと言ってたんだけども。そういうのもちょっとなんか…う~ん。ちょっと…う~ん、そうね…」と昨今の状況も鑑み、色々と思うところがある様子。「僕自身もこの番組を送ることによってまた改めてしっかりと意識を持つことができたらいいなって思っております」と自戒も込めて最後まで真摯(し)にメッセージを伝えていた。

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2021年3月7日のニュース