「うっせぇわ」Ado「ライブやりたい」素顔どうする?

[ 2021年3月7日 14:31 ]

 メジャーデビュー曲「うっせぇわ」が爆発的なヒットを見せている18歳の正体不明の女性シンガー・Adoが7日放送のTBS「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)で独占リモートインタビューに応じ、現在の心境や自身の素顔について語った。

 「うっせぇわ」は、昨年10月23日に配信リリースされ、YouTubeにも投稿され、7日現在で8900万回再生を突破し、8日付のオリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング、週間ストリーミングランキングで同時1位となるなど、音楽チャートで34冠を達成し、社会現象となっている。先月14日に配信された最新曲「ギラギラ」も1400万回再生を突破した。素顔を明かさず活動するAdoはこの日も映像はアニメ画像で、声のみの出演となり、「Adoです。18歳の高校生です」とあいさつした。

 低めの自身の声のことを「不思議な声だなって自分でも思います」とし幼い頃は「ちょっとコンプレックスに思っている部分もありました」と語った。「うっせぇわ」の反響については「母から『親戚の子どもたちが大合唱していた』って言うのを聞いて、子どもたちが『うっせぇうっせぇ』って歌っているって聞くとなんか面白いなと思いました」と笑った。Adoが取り上げられるニュース番組を母がすべて録画しているとし、「特に感想をもらったことはまだないんですけど。私もちょっとこっぱずかしくて」と照れた。また特定の友人と身内だけが正体を知っているとした。

 歌手を目指したきっかけは「元々人見知りで教室の隅にいるような表に出るような人間ではなかったんですが、小学5、6年生くらいの時にボーカロイドの曲をカバーする『歌い手』というものに出会って、顔を出さないでもこんなに歌は聞いてもらえるんだ。これなら私も出来るかもしれないって。私もやってみたいなと思って」。憧れのアーティストはネットを中心に「歌い手」として活動するまふまふ(29)とし、「まふまふさんが作る曲の世界観やまふまふさんの出すハイトーンボイスにはすごくしびれますね」と強調した。

 初めてネットに動画を投稿したのは中学2年の時で、最初は部屋で録音していたが、母から苦情を言われたため、「クローゼットの中で歌うようになりました」と明かした。マイクは小学6年の時に「サンタクロースからいただいて。そのマイクの機材を。その当時から『歌い手』にはなりたい、なりたいと言っていたので、それが叶ったんじゃないかなと思います」と話した。

 「うっせぇわ」をうまく歌うコツは「できるだけ大きな声で歌うことですかね」とシンプルに回答。今後の目標は「もっと活動の幅を広げていきたいと思っています。ライブなども行いたいと思っていますし、自分で作詞なども行えればいいなと思っています」と語った。ライブをすると素顔が出てしまうのではとの質問には「そうですね。まだどうなるかは分からないですね」とした。
 最後には「いつもAdoを応援してくださり、ありがとうございます。まだまだ私は未熟者ですが、これからも頑張っていきますので、どうか今後もよろしくお願いいたします」と力を込めた。

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2021年3月7日のニュース