森会長の女性蔑視発言 和田アキ子「世の中でちょっと遅れている」朝日奈央「形だけ謝っている」

[ 2021年2月7日 13:54 ]

和田アキ子
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 歌手の和田アキ子(70)が7日、TBS「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)に生出演。女性蔑視とも取れる発言で世界中から非難を浴びている東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)について苦言を呈した。

 森会長は3日に行われた日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で、JOCが女性理事を増やしていく方針を掲げていることに「女性がたくさん入る理事会は時間がかかる」などと発言。4日は会見で「五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な表現だった」と謝罪し、発言を撤回するとした。一方、テレビで生中継された会見での逆ギレぶりな態度で、火に油を注いだ形となっている。

 和田は「時の総理になった人ですからね。自分で“掃いてもらえばいい”と言っているし自信があるんでしょう。普段だったら83のああいう人が言ってんだからまあまあと。持ちつ持たれつのところもあったかもしれない」と分析。だが現在はコロナ禍の状況で「全世界がオリンピックを開催するかしないかでもの凄く日本に興味を持っている。日本国民は世間体を気にするからさ。会長をやってる人が女性蔑視という言葉を使ったってことは世界中が何を言ってんだって。アスリートの中には女性も多いからね。今の時期でこれはまずいんじゃないかな」と力を込めた。

 またこの件に関して森会長が小池百合子東京都知事(68)に直接謝罪を行ったことについても「(小池都知事が)“あってはならない”と言いながら“謝りのお電話いただきました”で済んじゃっている。次誰するって言ったら誰もいないからよ。山下(泰裕JOC会長)さんもそうでしょ。“全うして欲しい”って言う。でも日本だけじゃなく世界からバッシングが来てるからね」と厳しかった。

 タレントの朝日奈央(26)は「女性ってものはこういうものでしょ、みたいな感じのいい方されると森さん自体に男女平等っていう言葉がないのかなと受け取っちゃいますよね」と憤慨。さらに「日本だけじゃなく世界からも批判されているから事の重大さに気づくんじゃないかなと思っていたんですけど、すごく逆ギレされていたので、形だけで謝っているんじゃないかなと捉えられてしまうんじゃないかなと思う」と語った。

 和田も続けて「今はショーに案内するときでも“レディース アンド ジェントルメン”というのをなしにするっていうのもある。そういう世の中でちょっとだけ遅れているかなっていう気がする」と話した。

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2021年2月7日のニュース