歴代大河の「本能寺の変」 「太閤記」はNHKに「信長を殺さないで」の投書 「徳川家康」は濃姫も応戦

[ 2021年2月7日 08:50 ]

大河ドラマ「麒麟がくる」最終回(第44話)。明智光秀(長谷川博己)をにらむ織田信長(染谷将太・左)(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)が7日に最終回を迎える。明智光秀役で主演を務めた俳優の長谷川博己(43)は、2019年6月から昨年12月までの撮影期間を振り返り「明智光秀を生きたこの約18カ月という期間は、一生の宝物になりました」とコメントを寄せた。

 最終回では“戦国最大のミステリー”と呼ばれる「本能寺の変」が描かれる。

 <大河ドラマで描かれた主な「本能寺の変」>

 ▽「太閤記」(1965年)高橋幸治 朝方に襲撃を受け、最後は不敵な笑みを浮かべて切腹。当初は第32回で本能寺の変が放送される予定だったが、高橋の人気でNHKに「信長を殺さないで」という投書が相次ぎ、約2カ月後の第42回まで延期された。

 ▽「徳川家康」(83年)役所広司 濃姫(藤真利子)自らやりを持って応戦するなど、珍しいシーンがある。「もうしばらく生きたかった。無念なり」と最後につぶやき、切腹。

 ▽「信長 KING OF ZIPANGU」(92年)緒形直人 謀反に気が付き「あり得そうなことじゃ」とつぶやいて、応戦。肩に矢、脚に銃弾を受け、切腹した。

 ▽「秀吉」(96年)渡哲也さん それまでの大河では女性や子供を殺害するシーンは描かれなかったが、本作の本能寺の変では鉄砲で侍女が射ぬかれる場面がある。最期は「人間50年」の一節で知られる舞「敦盛」を踊り、立ったまま首をかき切って自害。

 ▽「功名が辻」(2006年)舘ひろし 足元は黒革のブーツ、手にはサーベルを持ち、洋装に近い形の信長が誕生。銃撃戦のさなかに弾を受け、最後の力を振り絞り「夢、幻なり」とつぶやいて首を切り自害。

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2021年2月7日のニュース