「麒麟がくる」長谷川博己“続編番外編”意欲「光秀は生き延びたと信じたい」「どう江戸幕府を作ったのか」

[ 2021年2月7日 22:05 ]

大河ドラマ「麒麟がくる」最終回(第44話)ラストシーン。馬を駆る侍(長谷川博己)。明智光秀は生きていた?(C)NHK
Photo By 提供写真

 俳優の長谷川博己(43)が主演を務めたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)は7日、15分拡大版で最終回(第44話)を迎え、完結した。長谷川はオンエア終了後の午後10時、番組公式ツイッターにアップされた動画に役衣装で登場。主人公・明智光秀の“生存説”に含みを持たせた衝撃のラストだっただけに「僕は最後は明智光秀は生き延びたんだと信じたいです。何か番外編で、またお会いできたら、うれしいなと思います。この後、どうやって光秀は江戸幕府を作ったのか。それができたら、僕も幸せです」と光秀が生き延びた後を描く“続編スピンオフ”制作に意欲を示した。

 <※以下、ネタバレ有>

 大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(75)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生を描いた。昨年1月19日にスタート。新型コロナウイルスの影響により、途中、約3カ月の撮影&放送休止を挟み、1~12月の暦年制としては史上初の越年放送となった。

 「麒麟」は、王が仁のある政治を行う時に必ず現れるという聖なる獣。最終回は、戦国最大のミステリーにして今作最大のクライマックス「本能寺の変」(天正10年、1582年)が描かれた。

 本能寺の変から3年後。高山城へ向かう途中、駒(門脇麦)は備後・鞆(とも)の浦に立ち寄り、足利義昭(滝藤賢一)と再会。駒は「ご存じでございましょうか?十兵衛様が生きておいでになるという噂があるのを。私も聞いて驚いたのですが、実は密かに丹波の山奥に潜み、いつかまた立ち上がる日に備えておいでだというのです」。そして、駒は市場で“ある侍”の姿を見つけ、追い掛けたが、姿を見失う。「十兵衛様」。ラストシーン。その侍は馬を駆って地平線に向かっていた――。

 「山崎の戦い」(天正10年、1582年)で羽柴秀吉に敗れた後も生き延びて僧侶「南光坊天海」として徳川の幕政に関わったとの“生存説”を採用したとも受け取れる衝撃のラスト。SNS上も騒然となった。

 長谷川は同日夜、番組公式ツイッターにアップされた動画に登場。「最終回、いかがだったでしょうか。僕は最後は、明智光秀は生き延びたんだと信じたいです。こんな今の世の中ですけれども、本当に現実の世界でも麒麟がくるように願って、念を入れるつもりで、ずっと演じていました。その願いが、きっと届いたと思います。もしも、この先が気になるようでしたら、是非、皆さまからのコメントを頂きまして、何か番外編で、またお会いできたら、うれしいなと思います。この後、どうやって光秀は江戸幕府を作ったのか。それができたら、僕も幸せです」と期待。

 「どうもありがとうございました。長い間、見ていただきまして、ありがとうございました。またお会いしましょう。長谷川博己でした」と感謝した。

続きを表示

2021年2月7日のニュース