女優の大路三千緒さん死去 100歳 元宝塚、「おしん」の祖母役好演

[ 2021年1月18日 15:49 ]

2014年、宝塚歌劇100周年を記念して開かれた大同窓会で、後輩らと話す大路三千緒さん
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 NHK連続テレビ小説「おしん」の祖母役で親しまれた宝塚歌劇団出身の女優、大路三千緒(おおじ・みちお、本名神山美知子=かみやま・みちこ)さんが12日午後6時半、脳梗塞のため兵庫県伊丹市の病院で死去したことが18日、分かった。100歳。東京都出身。

 1920年(大正9年)生まれ。立教高等女学校(現、立教女学院高)を卒業後、宝塚少女歌劇団に越路吹雪さん、乙羽信子さんらとともに入団。39年に初舞台を踏み、男役を中心に娘役や中年女性役も演じた。花組、雪組でそれぞれ組長を歴任し、80年に退団。退団後も90歳まで宝塚で演劇指導を行っていた。14年に宝塚歌劇団創立100周年記念で設立された「宝塚歌劇の殿堂」の最初の100人の1人として殿堂入りした。

 宝塚在籍当時より映画やテレビドラマに出演。83年「おしん」で主人公・谷村しんの祖母役を好演。NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」(90年)、日本テレビ系「監察医・室生亜季子」シリーズなどにも出演した。

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