上田まりえ 文化放送「なな→きゅう」3月で終了を報告 引退考えたことも告白

[ 2021年1月18日 14:00 ]

フリーアナウンサーの上田まりえ
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 文化放送「なな→きゅう」(月~金、前7・00)が番組スタートから丸2年となる3月で終了することが18日、発表された。パーソナリティーを務めるフリーアナウンサーの上田まりえ(34)が番組内で報告した。

 この日のエンディングで「最後に、もう1つ、皆さまに発表、お伝えしなければならないことがあります」と切り出した上田。「2019年4月にスタートした、この文化放送『なな→きゅう』ですが、今年の3月をもって番組が終了することとなりました」と番組の終了を報告した。

 「きょう初めて、自分の声に出して皆さんにお伝えしたことによって、ようやく実感したなという感じなんですけれども、まだ、出演者の皆さんと『なな→きゅう』が終わることについて一言も話していないんですよ」と上田。昨年11月12日木曜日、番組終わりに同局の上層部に呼ばれ、3月いっぱいでの番組終了を伝えられたと説明。しばらくはプロデューサーと上田以外は知らない状態だった。当初は12月中旬での発表を予定していたというが、局側の事情でこのタイミングでの発表となったという。

 上田は「黙っているこの2カ月、本当にしんどかった」と本音を吐露。リスナーからも多くの前向きなメッセージが来ていたこともあり、「もう来年のこの時期は放送がないんだよって、思ってやっていたところもあったので…」と言葉を詰まらせた。

 「本当に急だったんです、決まったのが。実は番組は3時間に放送時間が伸びるかもって話もあったんです」と告白。「スタッフさんたちの中でそういう話もしてたので、突然、やっぱりやめますってなって…」と急転直下の番組終了決定に驚いたことを告白。以前から「番組が本当に危なくなったら脱ぎます!」と言っていたし、「(いつでも脱ぐ準備は)できてたんですけど、脱ぐ間もないぐらい、本当に急だった」と続けた。

 「リスナーさんに支えてもらって、リスナーさんと一緒に番組を作ってきたので、絶対に自分の口から最初にお伝えしたい」と番組内での発表となった経緯を説明。「スタッフや出演者の皆さんに、私が力不足で申し訳ない。産休中の鈴木あきえさんに対して、あきえさんが産休に入られる時に『番組をしっかり守ります』と言ったのに、こういう形になって、あきえさん、ごめんなさい」と突然の終了に無念をにじませ、謝罪した。

 さらに「私自身は『なな→きゅう』を終える時は自分の芸能活動も終える時だと思って、番組と向き合って来ました。今回、芸能活動も辞めようと思って準備をしてたんです」と引退も考えたことを告白。実際に、芸能活動終了を視野に就職活動も始めていたとしながらも、「いろいろな方に相談させていただいて、芸能活動はひとまず継続することに決めました」と報告。番組で出会ったリスナーとは「またどこかでご一緒できたらいいな」という思いがあるとし、「せっかくこの2年でできたことを失くしたくない。そういう形で頑張っていきたいと思う」と鼻をすすりながらも、前を向いた。

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2021年1月18日のニュース