舛添要一氏「ブラックジョークだ」入院拒否患者への罰則検討をバッサリ「検査しない人が増える」

[ 2021年1月18日 15:12 ]

舛添要一氏
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 元厚労相で前東京都知事の舛添要一氏(72)が18日、自身のツイッターを更新。新型コロナウイルス対策をめぐり、入院を拒否した患者に罰則を科すことが検討されていることについて「ブラックジョークだ」と斬り捨てた。

 舛添氏は「政府の感染症法改正案では、入院拒否者に刑事罰を科す。入院できずに困っているのが現状なのに、これはブラックジョークだ。検査しない人が増える。検査があって隔離がある」とし「隔離だけに注目するのは本末転倒だが、PCR検査の徹底を主張する私のような者は、政府の敵とされる」と続けた。

 その後、さらにツイッターを更新した舛添氏は「PCR検査の拡充について、田村厚労相は、『費用対効果で問題だ』と言うが、徹底した検査で陽性の無症状者をきちんと把握し、隔離できていれば、緊急事態宣言など必要な事態にはなっていなかったのではないか。高齢者施設での集団感染、経済への打撃などが避けられれば、『効果』は十分にあるはずだ」と持論をつづり、政府のコロナ対策を疑問視している。

 自民党はこの日、新型コロナウイルス感染症対策本部などの合同会議を開き、政府が通常国会に提出する新型コロナ特別措置法や感染症法の改正案を了承した。営業時間短縮要請を拒否した事業者や、入院を拒んだ感染者に対する罰則を導入、22日に閣議決定する方針。

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2021年1月18日のニュース