片山善博氏 菅内閣の支持率下落の要因「すべてが後手に回り、先の見通しがない」

[ 2021年1月13日 13:56 ]

 元鳥取県知事の片山善博氏が13日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。最新のJNNの世論調査で、菅内閣の支持率が前回調査から14・3ポイント下落して41・0%となり、支持と不支持が逆転したことについて言及した。

 片山氏は、支持率下落の要因について「すべてが後手に回り、先の見通しがないように見える」とし「例えば、知事から緊急事態宣言の発出の要請があっても、“まだそういう状況ではない”“必要があれば”という発言をされます。でも思い立ったようにバタバタバタとやりますよね。これ本当に後手後手で追い込まれてっていう印象がある。本当に地域から悲鳴が聞こえてきた時に自分の問題として“それは大変だね。早速検討しましょう”っていうのが本来の態度。他人事感と言うかそういう印象を受けます」と自身の考えを述べた。

 JNNの調査では、新型コロナウイルスの感染防止に向けた政府のこれまでの取り組みについて「評価しない」が63%と、「評価する」を上回った。緊急事態宣言を出すタイミングについては「遅すぎる」が83%に達した。また、共同通信社が9、10両日に実施した全国電話世論調査でも、菅内閣の支持率は41・3%で、12・7ポイント急落した昨年12月の前回調査から、さらに9・0ポイント下落。緊急事態宣言のタイミングは「遅過ぎた」との回答が79・2%に上った。政府のコロナ対応を「評価しない」が68・3%。評価するは24・9%で安倍政権下を含め最も低かった。内閣不支持理由では「首相に指導力がない」が41・2%で最多だった。

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2021年1月13日のニュース