小林克也 「ベストヒットUSA」誕生40年 「情熱があり支持がある」

[ 2021年1月13日 09:30 ]

BS朝日「ベストヒットUSA」の初のオンラインファンミーティングを開催した小林克也
Photo By 提供写真

 【牧 元一の孤人焦点】小林克也(79)がVJ(ビデオジョッキー)を務めるBS朝日の洋楽番組「ベストヒットUSA」(金曜深夜0・00)の初のオンラインファンミーティングが11日夜、開催された。

 この番組は1981年にテレビ朝日でスタート。米国の最新ヒットチャート発表やミュージックビデオ紹介、小林のインタビューなどで、日本の洋楽ファン増加に大きな役割を果たした。89年に放送終了となったが、その後、地方局などが放送。2003年にBS朝日で本格的に復活し、視聴者の支持を得て来た。

 番組誕生から40年。長続きの理由を、ファンミーティング終了直後の小林に、オンラインで尋ねた。

 小林は「僕ら、送る側に情熱があったことだと思う。それに、支持があったことは大きい。テレビ朝日で終わってしまってから、いろんなところから『やっていただけないか?』という話をいただいた。人々が求めていたのは確かだと思う。僕はそれを感じていた」と答えた。

 私自身も10代の頃から、この番組を支持してきた1人。今回のファンミーティングであらためて、その魅力に触れた。例えば、参加者からの質問コーナー。「ゲストでクレイジーだったのは?」との問いに「ジョン・ライドン(セックス・ピストルズ)。質問すると『なぜ、つまらない質問をするんだ?』という態度だったけれど、本当は、いいヤツ。番組が終わると『写真撮影があるから、着いて来ないか?』と誘ってくれた」と返答。洋楽ファンにとって興味深い裏話だ。

 小林は「この番組は、情報を伝える番組。その情報というのは、普通の情報とはちょっと違って、アーティストたち、音楽を作っている人たちの『正体』だ。その人はどういう人物なのか?どういう使命を持ってやっているのか?そういうことが情報だ。今のようにメディアが変わっても、みんなが知りたがっていることは変わらないと思う」と説明した。まさに、その基本姿勢こそが番組長寿の要因に違いない。

 小林は音楽に関して語るだけではなく、自らも手掛ける。80歳の誕生日の3月27日には、東京・ZEPP羽田で、記念コンサートを開催する予定。一昨年の同日には東京・日本青年館ホールに高橋幸宏、中村雅俊らをゲストにコンサートを行っている。

 「前の時は、個人的な音楽の履歴も兼ね、50年代、60年代、70年代の音楽も含めてカバーをやって、自分たちも楽しんだ。まだはっきり決まっていないけれど、その延長みたいな感じになると思う」とコンサートに向けて意欲的だ。

 番組視聴者には「自分の好きな音楽を聞いたり見たりすることは、とても良いことなので続けていただきたい。僕はメンタルな手助けで、つながって行かれれば」とメッセージ。洋楽ファンの心強い味方はますます盛んだ。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴30年以上。現在は主にテレビやラジオを担当。

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