年間視聴率 日テレが個人10年連続「3冠」達成!世帯は7年連続「3冠」ならず テレ朝がP帯1位

[ 2021年1月4日 09:10 ]

日本テレビ社屋
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 日本テレビは4日、2020年の年間個人視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が全日(午前6時~翌日午前0時)、ゴールデン(午後7~10時)、プライム(同7~11時)の各時間帯で首位となり、10年連続「3冠」を達成したと発表した。一方、14~19年と6年連続「3冠」だった年間世帯視聴率は全日帯・ゴールデン帯は首位ながら、プライム帯はテレビ朝日に次ぐ2位。7年連続「3冠」はならなかった。

 対象は2019年12月30日~2021年1月3日。日テレの年間個人視聴率は全日帯=4・6%、ゴールデン帯=7・1%、プライム帯=6・8%だった。

 個人視聴率重視に移行した日テレの小杉善信社長は「おかげさまで日本テレビは2020年の年間個人視聴率3冠王を獲得することができました。いつも日本テレビの番組を見てくださっている視聴者の皆様に深く感謝申し上げます。番組をご支持いただいたスポンサー各位、番組制作にご協力いただいた関係各位にも心より御礼申し上げます。2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で『テレビは今、何ができるのか?』を考え続けた1年でした。『迅速・正確で信頼できる報道・情報番組』の放送と同時に、できる限りの感染対策を講じながら『生活者に希望と活力を届ける健全な娯楽番組』を届けることを指針に、新しい日常での1回目と位置付けた『24時間テレビ43』の放送など前例のない挑戦に取り組んだ1年でした」と総括。

 「日本テレビは2021年も、地上波、BS/CS放送や、Hulu、TVerをはじめとしたインターネット配信など、あらゆるプラットフォームで、より多くの方々に良質なコンテンツをお届けしていくべく、努力と挑戦を重ねてまいりますので、引き続き、よろしくお願いいたします」とした。

 編成局は「2020年はコロナ禍の中、東京五輪の延期など経験したことのない状況の中、『news every.』などでの報道番組で必要な情報をより正確に伝え、無観客開催での『THE MUSIC DAY』や地上波ライブ配信など新しい挑戦を続け、また4月の全国視聴率スタートで『より多くの方々により良い質の番組をお届けすること』にこだわった1年でもありました。その結果、2011年から10年連続となる年間個人視聴率3冠王が達成できたことを、本当にうれしく思っています。今後も今まで以上に『生活者ファースト』の視点で、生活者の皆様の期待に応えるべく新たな挑戦を続けていきます」とコメントした。

 年間世帯視聴率の1位は全日帯が日テレ(8・5%)(2位は8・0%のテレ朝)ゴールデン帯が日テレ(11・7%)(2位は11・6%のNHK)、プライム帯がテレ朝(11・4%)(2位は11・3%の日テレ)だった。

 世帯視聴率に限れば「ザ!鉄腕!DASH!!」(日曜後7・00)「世界の果てまでイッテQ!」(日曜後7・58)「行列のできる法律相談所」(日曜後9・00)と“最強の縦の流れ”を形成していた日曜の看板番組に、やや陰り。ドラマも全般的に不調だった。

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2021年1月4日のニュース