志らく 菅首相の緊急事態宣言「検討に入る」に苦言「今検討って言ったって」

[ 2021年1月4日 12:11 ]

落語家の立川志らく
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 落語家の立川志らく(57)が4日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。菅義偉首相が同日に年頭記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、コロナ特措法に基づく緊急事態宣言発令の検討に入ると表明したことに言及した。

 緊急事態宣言は、東京都と埼玉、千葉、神奈川の3県を想定し、週内にも発令する見通し。1都3県の知事が速やかな発令を2日に求めたことを踏まえたもので、同法に基づく発令は昨年4月に続き2回目になる。感染の高止まりが続き医療現場が逼迫する中、より強いメッセージを発出しなければ危機意識の共有と感染抑止は難しいと判断した。

 志らくは、菅首相が緊急事態宣言発令の検討に入るとしたことに「検討なんてもう(都内の)感染者が1000人超の時に検討しといてほしい」と言い、「とにかく早く緊急事態宣言を出すのか出さないのか、先に特措法を改正するのか、その2点を我々は知りたいのに…飲食店もみんなそうですよ。いつ、それによって商売の形態も変わってくるんだから」と指摘。そして、「今検討って言ったって、感染症の専門家だったら1日でも早い方がいいわけで、検討している場合じゃないと思う」と自身の見解を述べた。

 3日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者は東京816人、神奈川365人、千葉225人、埼玉205人となり、首都圏で全国の約半数を占めた。東京都の重症者は3日時点で101人に上り、医療提供体制の逼迫が深刻化している。

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2021年1月4日のニュース