北村義浩教授 政府の緊急事態宣言検討に「お出しになるんであれば9日からの3連休より前に」

[ 2021年1月4日 12:37 ]

TBS社屋
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 感染者学の専門家で日本医科大学特任教授の北村義浩氏が4日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。菅義偉首相が同日に年頭記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、コロナ特措法に基づく緊急事態宣言発令の検討に入ると表明したことに言及した。

 緊急事態宣言は、東京都と埼玉、千葉、神奈川の3県を想定し、週内にも発令する見通し。1都3県の知事が速やかな発令を2日に求めたことを踏まえたもので、同法に基づく発令は昨年4月に続き2回目になる。感染の高止まりが続き医療現場がひっ迫する中、より強いメッセージを発出しなければ危機意識の共有と感染抑止は難しいと判断した。

 北村氏は「せっかくお出しになるんであれば9日からの3連休より前に、翌日からって突然言われても困るだろうから、9日からってことであれば7日あたりには具体的な日程を出していただけると多くの方も助かると思う」と話した。

 3日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者は東京816人、神奈川365人、千葉225人、埼玉205人となり、首都圏で全国の約半数を占めた。東京都の重症者は3日時点で101人に上り、医療提供体制の逼迫が深刻化している。

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2021年1月4日のニュース