梅沢富美男 池袋暴走、無罪主張の被告に「同じ昭和に生まれた人間として恥ずかしい」

[ 2020年10月8日 17:04 ]

俳優の梅沢富美男
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 俳優の梅沢富美男(69)が8日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に出演。東京・池袋で昨年4月、乗用車が暴走して通行人を次々とはね、母子が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長の被告(89)が8日に東京地裁で行われた初公判で、起訴内容を否認し、無罪を主張したことについてコメントした。

 被告は「心からおわび申し上げます」と謝罪した上で「アクセルペダルを踏み続けたことはないと記憶している。車に何らかの異常が発生し、暴走した」と述べた。弁護側は被告に過失はないとした。亡くなった母子の遺族の男性(34)は閉廷後に記者会見し「車の不具合を主張するなら謝ってほしくなかった。2人の命と遺族の無念に向き合っているとは思えなかった」と話した。

 梅沢は「こんなこと言うのはなんですけど、裁判ですから守る人もいれば攻める人もいるんでしょう」とした上で、「無罪を主張するって…無罪って言葉をよく言えたなと思う。いい年して、当時87歳じゃないですか」と話した。そして「どんな状況になろうとも大変なことをした、という気持ちが少しでもないんですか。こんないい年こいて。同じ昭和に生まれた人間として恥ずかしい。何人もの人をケガさせて2人も殺しているんですよ。逆の立場で自分のせがれもいるんでしょ。孫もいるんじゃないですか。その人が死んだ時に向こうが無罪を主張して、自分が証言台に立って“ああそうです。あの人、無罪にしてやってください”なんてコイツが言うんですか。俺一日このこと言いたくってうずうずしてたんですけど。悔しくて悔しくて涙も出る」と自らの考えを語った。

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2020年10月8日のニュース