薬丸裕英 「トリキの錬金術」めぐり北村弁護士と激論「続いていったらつぶれる」

[ 2020年10月8日 13:30 ]

薬丸裕英
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 タレント薬丸裕英(54)が8日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜後0・55)に生出演し、「Go To イート」キャンペーンの抜け道問題をめぐり、北村晴男弁護士(64)と激論を繰り広げた。

 番組では、グルメサイトで予約した飲食店を利用することでポイントを得られる制度を逆手にとった、ポイントの荒稼ぎについて特集。主に飲食チェーン大手「鳥貴族」を舞台に、税込み327円の商品を1品だけ注文することで、支払い額よりも多くのポイントを得られることから「トリキの錬金術」、「トリキマラソン」と呼ばれている。

 制度の抜け道を突くようなこの問題について、薬丸は「ちょっと寂しいね。飲食店とか食材とか飲料を提供する人たちを救おう、コロナ対策を万全に頑張っている人を救おう、というところから始められた制度じゃないですか?」と熱弁した。

 一方で、北村弁護士は「完全にルールの範囲内なので、全然非難すべきじゃないと思います」と主張。「お金がそんなになくて、制度の合法の範囲内で一生懸命、生活しようとしている、地方から出て来た学生さんのことを考えたら…」と、薬丸とは正反対の意見を展開した。

 薬丸が「制度の趣旨は何なんですか?」と食いつくと、北村弁護士は「制度の趣旨を考えるのは国とか店であって、一般消費者はそこまで考える必要はないんです」と説明。さらに薬丸が「極端な言い方をすると、店の(客の)全員がやったとするでしょう?続いていったらつぶれる」と訴えると、北村弁護士は「その瞬間に店は考えるんですよ。まずはこのサイトから抜けるか。『このサイトで何品以上頼まないとダメですよ』とか、『いくら以上注文した人だけこれを使ってくださいね』とか、完全にできる。経営ですから」と返した。

 鳥貴族はウェブからの予約について今後、「コース予約」のみを対象とする方向で調整中と発表している。

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2020年10月8日のニュース