木村多江 亡父への罪悪感告白「私がストレスかけちゃった」「母の幸せを奪ってしまった」

[ 2020年10月8日 16:14 ]

女優の木村多江
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 女優の木村多江(49)が8日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演し、両親への思いを語った。

 木村が舞台女優として活動を始めていた21歳のとき、父は49歳の若さで急逝。「父は優しいけど厳格で。私の仕事も応援しているわけじゃなく、舞台の専門学校に入るときも反対していて」と木村。「(芸能界は)理解出来なかったんだと思います。父に対して、私がストレスをかけちゃったのかな?というのはありました」と打ち明けた。

 父の逝去時、母は44歳。仲むつまじい両親だったゆえに、自責の念にさいなまれたという。当時を振り返り、木村は「母の幸せを(私が)奪ってしまったような気持ちになって、立ち直るのに10年ぐらいかかりましたね」と告白。

 長く自分を許せず、娘が幸せでいることが父の望みなのでは?と思えるようになるまで10年かかった。「立ち直れない10年間、いろいろな方に支えていただいて。その支えで生きてこられて、本当に生かされているんだなと感じたんですよね」と木村。「生かされているのであれば、亡くなった人たちのバトンを受け継いで生きていくってことが大切だし、あとは恩返しをしていければ良いなと思って。そこからちょっと気持ちが切り替わった気がしますね」と回顧した。
 
 MCの黒柳徹子(87)から「お母さまへ当時の苦労を聞くことがある?」と問われ、木村は「大変だった?と聞いても『もう忘れちゃったわ』って。母は前に前に向かっていて、好奇心が強くパワフルな人なので、穏やかなんですけど、強くてたくましい女性なんだと思います」と分析。続けて「たまに母に会いたいなと思って。そんなに遠くないし、母が作ったコロッケが好きなので、さりげなく昼どきを狙って帰っています」と、楽しそう語っていた。

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2020年10月8日のニュース