仲邑菫初段 最年少で本戦勝利、11歳7カ月で大幅更新「結構よく打てた」 女流棋聖戦

[ 2020年10月8日 15:45 ]

女流棋聖戦本戦1回戦で上野梨紗初段に勝利し、全棋戦本戦最年少勝利記録を更新した仲邑菫初段
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 囲碁の最年少棋士・仲邑菫初段(11)が8日、都内の日本棋院東京本院で女流棋聖戦本戦1回戦の対局に臨み、236手で白番6目半勝ちした。11歳7カ月での本戦勝利は全棋戦の最年少記録。これまでの記録は後に王座、十段を獲得する村川大介初段(当時)の13歳1カ月だった。

 この日の相手・上野梨紗初段(14)も14歳3カ月で、日本棋院所属では仲邑に次ぐ2番目の年少者。2人合わせて25歳10カ月の対局は昨年4月、仲邑と大森らん初段(18)とが対局した竜星戦予選Bの26歳9カ月をこちらも更新した。

 勝利した仲邑は「結構よく打てたと思います。特に緊張はしなかったです。中盤で黒四子を取ったときに優勢になったと思いました。次も自分らしく精いっぱい打ちたいです」と語った。敗れた上野は「対局前に仲邑初段の碁を少し見ましたが元気がすごかったです。今回の碁は中盤にミスをしてしまったので。でもミスがなかったら形勢がどうかは分かりません。ミスがなくても悪かったら完敗です」と振り返った。

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2020年10月8日のニュース