髭男爵ひぐち君 名誉ソムリエ就任!お笑い芸人初「ワインのワの字も知らなかった私が」マント姿違和感なし

[ 2020年10月8日 14:40 ]

「ソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)」就任式に出席した(左から)森覚常任理事、田崎真也会長、髭男爵・ひぐち君、中本聡文副会長
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 ワイングラスを手にしたギャグ「ルネッサ~ンス!」でおなじみのお笑いコンビ「髭男爵」のひぐち君(46)が8日、日本ソムリエ協会(東京都千代田区)の「ソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)」に就任した。この日、本部事務局で行われた就任式に出席。認定証とメダル・バッジを授与され、293人目の名誉ソムリエとなった。同協会によると、お笑い芸人が名誉ソムリエに就任するのは初。自身のツイッターでも「田崎真也会長から『マント姿、違和感ないですね』とお褒めの言葉も頂きました」と報告した。

 ひぐち君は「この度は、ソムリエ・ドヌールに任命いただき、ありがとうございます」と喜びのコメント。

 「ボケたらワイングラスの乾杯でツッコむというスタイルの漫才がきっかけで、2015年にワインエキスパートの資格を取得させていただきました。ワインのワの字も知らなかった私が受験中にテロワール(ブドウの生育環境)という概念を知り、その魅力に惹れ、現在、日本を中心に80ワイナリーほどの畑を見学させていただき、イベント等にも呼んでもらえるようになりました。今後も微力ながら、ワインをまだ飲んだことがないという若い世代の方々にも、お笑い芸人としてその魅力を少しでもお伝えしていければと思います」と決意を新たにした。

 2015年11月、日本ソムリエ協会認定の「ワインエキスパート」の資格を取得。18年に発足した「日本のワインを愛する会」(会長辰巳琢郎)の副会長も務める。

 ソムリエ・ドヌールは「国内外の著名な方に、ワインや日本酒など、飲み物の楽しみ方を広く伝えていただくとともに、協会の主旨、活動を知らしめていただく」のが目的。「ワイン、日本酒などの飲み物の普及とソムリエの育成に功績のあった方、また今後飲、食業界並びに協会の発展のためにご尽力いただける方」が対象となっている。

 ひぐち君の名誉ソムリエ任命について、日本ソムリエ協会は「東日本大震災後、福島県の復興に貢献されており、福島県支部でソムリエ・ドヌールに推薦されておりました。幅広い年齢層に対して認知度があり、ワインエキスパートも所有し、多くの方にワインの魅力を発信していただいております」と説明。今後のさらなる活動に期待している。

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2020年10月8日のニュース