竜王戦7番勝負9日開幕 通算タイトル100期へ羽生九段「悔いの残らないシリーズに」

[ 2020年10月8日 18:46 ]

竜王戦第1局前夜祭での羽生善治九段(左)豊島将之竜王(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第33期竜王戦7番勝負第1局(9、10日=東京都渋谷区)の前日検分が8日、会場となるセルリアンタワー東急ホテル内の能楽堂で行われ、豊島将之竜王(30)と挑戦者の羽生善治九段(50)が対局場をチェックした。

 昨期は竜王戦初挑戦でタイトルを奪った豊島は9月に叡王位も獲得し、勢いを保ったまま防衛戦に臨む。対する羽生は2年ぶりのタイトル戦登場。通算獲得タイトルで節目の100期にあと1と迫っており、注目の7番勝負となる。

 検分後に行われた前夜祭で羽生は「今持っている力を出し切って悔いの残らないシリーズにしたいと願っている。限られた時間だが自分なりに一生懸命やっていきたい」と決意表明。受けて立つ豊島は過去のタイトル防衛戦で3戦全敗と相性が悪いものの「注目されているシリーズでもありますし、それにふさわしい将棋を指せるよう頑張っていきたい」と返した。

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2020年10月8日のニュース