橋下徹氏、吉村大阪府知事を心配「相当疲労困ぱい」 補償問題で提言「国とケンカしたらいい」

[ 2020年4月11日 15:35 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(50)が11日、関西テレビ「胸いっぱい!サミット」(土曜正午)に生出演。緊急事態宣言を受けての休業要請の補償について、吉村洋文大阪府知事(44)に「全国知事会などを束ねて国とケンカしたらいい」と提言した。

 新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言を受けての休業要請について、東京都が10日に「感染拡大防止協力金」を創設することを表明。吉村府知事は「行政から営業自粛を求める以上、補償は表裏一体だ」と強調したが、自身のツイッターで「正直に申し上げて、大阪の財政力では、東京都の真似はできません。命を守る為のお金、大阪独自の経済対策は打っていきますが、東京と同じことができないことをお許し下さい」と府民に呼びかけていた。

 橋下氏は、激務が続く吉村府知事を「目の下にクマもできていて、たぶん相当疲労困ぱいしていると思う」と心配しつつ、「“大阪はお金がない”というのは違う。お金はないけど、借金はできる」と主張。「国の中で財政健全化指数というルールがあって、借金を抑えていかなければならない」と地方自治体の実状を説明しながらも、吉村府知事に向けて「これだけ疲労困ぱいでやっているんだから、全国知事会やら市町村会を全部束ねて国とケンカしたらいいと思う」と提言した。

 「これは非常事態なんだから財政健全化指数なんて制限をかけられたルールは今回関係なし。国が金を出さないなら地方が借金をしまくって住民に全部補償する、そのかわり財政健全化指数なんて守らないよ、ということでやればいいと思う」と強い口調で訴えた。

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2020年4月11日のニュース