たけし “盟友”志村さん急死で「鬱になっちゃって、ノイローゼになっちゃって」

[ 2020年4月11日 23:37 ]

志村けんさん(左)とビートたけし
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 タレントのビートたけし(73)が11日、TBS「新・情報7daysニュースキャスター」に生出演し、3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎のため亡くなったタレントの志村けんさん(享年70)の突然の死に「鬱になっちゃって、ノイローゼになっちゃって」と落ち込んだことを明かした。

 同番組は先週休みだったため、たけしが志村さんについて語るのは初めて。「やっぱりね、けんちゃんは苦労しているからね。荒井さんがやめるまで、ドリフの坊やだからね」と話し、かつてしのぎを削った志村さんら「ザ・ドリフターズ」が出演した「8時だよ!全員集合」と「オレたちひょうきん族」についても「ドリフは、ちゃんと作った計算されたお笑いなのね。お菓子でいえば大納言というか、ちゃんとした小豆と砂糖の味なの。ひょうきん族は、テレビの裏で見せる人工甘味料なの。どうしても人は新しいものに目が行くから、追い抜いたこともあるけど、結果的に両方ともダメになった」と語った。

 また、志村さんは「正当な東京のコントだった。関西のお笑いが入ってきたけど、その防波堤だった。お笑いに対してはコント、芸人そのもの。俺は色々手を出したけど、この人はコント一筋の人で。なかなかできないですよ、こういう人は。時代が変化しても、この人はお笑いのコントを突き詰めていた」と称えた。「その代わりに俺にこぼしたけど、しゃべれないんだよ。フリートーク下手だと話していた」と続けたが「何も、これで逝かなくていいじゃんってことあるよね。いずれ人間は死ぬけど、なんでこの芸人が、なんでこんなところで…ってところがある。逆に考えれば、けんちゃんはいい所におさまったな。俺はもっと苦労するのかなって。いい所でいなくなったな、とは思う。幸せじゃん、と思うけど、こんなこと言ったらファンに怒られちゃうかな。俺とさんまは孤独死だよって言っている」と寂しそうに笑った。

 安住アナが「やっぱり突然すぎましたね」と語ると「ちょっとね、鬱になっちゃって。ノイローゼになっちゃって。だから、何も考えなくなったね。ああ、俺はこの後、どんな人生を歩むんだ、くらいまで考えたね。どうしようと」と明かした。だが「ちょっと冷静になってくると、やりたいと思ったことを一生懸命やるべきだと。余計なことを考えるのはよそうってなった」と自らに言い聞かせるように語った。

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