徳光和夫 緊急事態宣言の発令前後で「何が違うの?…差を感じない」 自粛要請は「実は冷たいもの」

[ 2020年4月11日 13:07 ]

徳光和夫
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 フリーアナウンサーの徳光和夫(79)が11日、自身がパーソナリティーを務めるニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)に出演。新型コロナウイルスをめぐる政府の緊急事態宣言発令の前後で「差を感じない」と語った。

 冒頭で「この1週間でついに緊急事態宣言を安倍首相が発令したわけでございます。都府県に対しまして5月6日まで」と切り出した徳光。「1カ月間、各知事が感染拡大防止の法的な裏付けを行うことができるようになった」と説明しながらも「多くの国民からしますと私たちが思うのは『宣言前と何が違うの?』っていうくらい大きな差を感じないんじゃないかというのが正直な印象」と語った。

 発令前を「政府や各自治体によって『不要不急の外出は控えるように』と呼び掛けが行われていた」と振り返り「元々、日本国民は同調意識というものが高いから自粛ムードを自然に形成していったんじゃないかと思う。緊急事態宣言と言いながら日本の場合は欧米諸国とちょっと異なっていて、国民に対しての外出禁止令を出すことや、それに伴う罰則を定めることが法律上認められていない」と話した。

 今回、発令された内容は「あくまでも自粛の要請にとどまる」とし、「これは国民に対して、一見優しい対応のように見えるんですけども、実は逆に冷たいものでもあるんじゃないか」と私見。「自粛というのは、あくまでも自らの判断で行為を慎むこと。それを要請するってことは、“慎むこと”はお願いするけども、“最後は自分で決めてね”っていうことなんじゃないかと思う」と言い、「つまり、『自己責任でお願いしますね』って言ってるのに等しい」と見解を述べた。

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2020年4月11日のニュース