橋下徹氏、初期段階でPCR検査を受けなかったワケ「同じような人が殺到してしまう…」

[ 2020年4月11日 23:48 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(50)が11日、MCを務めるインターネットテレビAbema TV「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)で、初期段階ではPCR検査を受けない判断を下した理由を明かした。

 橋下氏は3月24日、微熱が出たため入っていた仕事をすべてキャンセルしたことを自身のツイッターで報告。5日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に、大阪にある自身の法律事務所から、テレワークで生出演していた。その後、のどの痛みが再発したため、医師の勧めでPCR検査を実施。「陰性」の結果に胸をなで下ろしていた。

 今回の「NewsBAR橋下」で橋下氏は「(熱を出した3月24日の段階では)日本の医療体制だと、(コロナウイルスの)陽性が出てしまうと、無症状、軽症者、みんな入院されられてしまうんですよ。そうなると病院がいっぱいになってしまうんで…」と、初期の段階でPCR検査を受けなかった理由を説明。「やっぱり4日間で…通常の風邪、確かにのどはスゴい痛かったんですけど、まだ3日、4日の風邪症状で、僕がPCR検査受けてしまったら、いっぱい同じような人たちが殺到してしまうんで…」と、自身が“感染軽症者はPCR検査を求めるべきではない”と唱えていただけに、検査に至らなかったという。

 ただ、PCR検査を受けなかったことで、濃厚接触者である家族も橋下氏同様に2週間の自宅待機をすることに。家族は橋下氏の発言の意図を理解し「パパはね、検査に関して厳しいこと言ってるから、あれは(検査)受けられないわ」とあきらめムードだったという。橋下氏は「あの時は、無制限に(PCR)検査を拡げていたらエラいことになっていたと思いますよ、医療現場は」と、自らの判断は正しかったことを力説していた。

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2020年4月11日のニュース