耳元でよみがえる怪物伝説――文化放送、西武・松坂のルーキーイヤー2試合を完全再放送

[ 2020年4月11日 05:30 ]

1999年4月7日、日本ハム戦でプロ入り初登板し、初回155キロをマークした松坂
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 文化放送が21、22日の2日間、14年ぶりに西武に復帰した松坂大輔投手(39)の記憶に残るルーキーイヤー伝説の2試合を、ヒーローインタビューを含めて約3時間、当時の中継のまま放送する。10日、同局が発表した。

 “平成の怪物”が令和に復活。21日は1999年4月7日の日本ハム戦(東京ドーム)。初回に155キロの直球で片岡篤史を空振り三振に仕留め、6回まで無安打投球を続け、8回2失点の衝撃デビューを飾った試合だ。翌22日には、同5月16日のオリックス戦(西武ドーム)。当時5年連続でパ・リーグ首位打者に輝いていたイチローとの初対戦で、約5万人のファンが球場に殺到。松坂はイチローからの3打席連続を含む13奪三振を記録し、ヒーローインタビューで「自信から確信に変わりました」の名言を残した。

 文化放送は38年間「ライオンズナイター」を放送。プロ野球の開幕が見通せない中「野球を心待ちにしているファンに楽しんでいただきたい」(同局広報)との思いで再放送を決めた。過去の試合をそのまま放送するのは、同局の歴史上初の試み。「ラジオ業界でみても極めて異例」という。

 試合の間に挿入される、他球場の結果速報などもそのまま。21日は西本聖氏(63)、広瀬哲朗氏(59)が解説で斉藤一美アナウンサー(52)が実況。22日は松原誠氏(76)が解説、鈴木光裕アナ(63)が実況。放送はいずれも午後5時55分から。外出自粛要請の中、野球中継を待ちわびるファンにはビッグなプレゼントになりそうだ。

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