古市憲寿氏 小池都知事の“自粛要請”に「補償はどうなのかっていう発言が全くなくて最悪」

[ 2020年3月26日 10:53 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(35)が26日、フジテレビ「とくダネ」(月~金曜前8・00)に出演。東京都の小池百合子知事は25日夜、都庁で緊急記者会見を開き、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、今週末は不要不急の外出を避けるよう要請したことに言及した。

 25日に新たに41人の感染者が確認されたことを受けた措置で、小池知事は平日はできるだけ自宅で仕事を行い、夜間も外出を控えるよう求めた。「オーバーシュート(爆発的患者急増)を防ぐ重大局面」と強調し、危機意識を持つよう呼び掛けた。東京での外出自粛要請は初めてとなった。

 古市氏は「小池さんの会見で気になったのは、自粛を呼びかけるが、じゃあ補償はどうなのかっていう発言が全くなくて、ぼくは最悪だと思った」と指摘。そして、“自粛”の要請に「この言葉に僕の知り合いの飲食店のオーナーがすごく怒っていて、自粛ということで呼び掛けられました。じゃあお店はやっていいのか、やってはいけないのか。やらなかった場合に休業補償はどうなっているのかっていう、この1カ月間、2カ月間の自粛ムードの中でお客さんがとにかく来ない。でも賃料は払う。人件費も発生している。その中でじゃあ私たちだけが犠牲になんなきゃいけないのかっていうことを言っていたんですね」と言い、「僕もすごい共感して、今すごい割を食っている人とそうじゃない人の差がどんどん広がっている。その中で自粛って言葉だけで日本人の同調圧力に期待して自粛して下さいっていう、あいまいな呼び掛けってのは個人的にはすごく無責任だなと思います」と話した。

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2020年3月26日のニュース