「麒麟がくる」吉田鋼太郎“鉄砲の抑止力”松永久秀に言わす池端俊策氏「着眼点すごい」

[ 2020年2月16日 20:45 ]

大河ドラマ「麒麟がくる」で松永久秀を演じる吉田鋼太郎(C)NHK
Photo By 提供写真

 俳優の長谷川博己(42)が主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)の第5話が16日に放送され、俳優の吉田鋼太郎(61)演じる戦国武将・松永久秀が初回(1月19日)以来の登場。Yahoo!リアルタイム検索3位に入るなど、またもインターネット上で反響を呼んだ。

 大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを当てる。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。

 第5話は「伊平次を探せ」。斎藤道三(本木雅弘)の命を受けた明智光秀(長谷川)は鉄砲の作り方に加え、将軍家が鉄砲を大量に必要としている理由を探るべく、再び京へ向かう。腕利きの鉄砲鍛冶・伊平次を探しに足を運んだ本能寺で、将軍・足利義輝(向井理)の護衛・三淵藤英(谷原章介)と再会。将軍家も伊平次を探しているが、忽然と姿を消したという。三淵に連れられて松永久秀(吉田)の元へ向かった光秀は、松永から鉄砲の真の力とは「お互いをけん制させ、戦を減らす抑止力になることである」と聞く…という展開。

 吉田演じる松永久秀は、主に畿内を中心に勢力を広める戦国武将。軍事政治両面において力を発揮し、したたかで荒々しい生き方が若き光秀に大きな影響を与える。

 藤英と光秀が久秀陣所へ。久秀は背中にお灸を2つ。「実は、しゃっくりが2日も止まらなくなりまして。熱い目に遭えば止まると、誰かが申すゆえ、今、灸を試したところ、ま~熱いのなんの」と豪快に笑った。

 インターネット上には「松永さんのお灸はフラグなのかしらw」「一挙手一投足が爆発のフラグに思えて仕方ない松永久秀」「松永久秀、炎に耐性をつける特訓。爆発の準備ですね!」などの書き込みも。

 病気予防のため毎日お灸を据えていたという久秀。茶器とともに爆死したとも言われるだけに、その“最期”にも早くも注目が集まっている。

 藤英が帰った後、久秀と光秀のやり取り。光秀が「松永様も戦はお嫌いですか?」と聞くと、久秀は「わしは幼い頃、母上にしゃっくりが3日続くと死ぬと言われてな。それ以来、しゃっくりが大嫌いなのさ。わしは死ぬのが恐ろしい。そんなわしが好んで戦をすると思うか?」と語った。

 吉田は番組公式ツイッターに「鉄砲は人を殺すだけの道具ではなく、それがあることで戦の抑止力にもなる。だって、鉄砲を自分たちよりたくさん持っている相手とは戦いたくないから。現代にも通用するこのような考え方を、戦国の世に生きる久秀に言わせた池端先生の着眼点はすごい!」とコメントした。

続きを表示

2020年2月16日のニュース